市政報告 「多摩川スカイブリッジ」に命名 川崎市民・大田区民に愛される架橋に川崎市議会議員 みらい川崎市議団 飯塚正良
(仮称)羽田連絡道路の完成を前に1月15日から募集された橋の名称が7月6日に決まったと福田市長は発表しました。
タウンニュース3月19日号で報告したように80年前に竣工した大師橋命名には秘話があり、新たに下流側に作られる橋は「羽田橋」で折り合いがついたと入谷清久著「文学に現れた川崎大師」では著されています。
確かに選考には大田区からの町内会など地域代表の参加は得られず、抵抗感はあるものと伺えましたが、区行政の代表などが参加され十分に大田区の意向は反映していると思います。
■名称決定の仕組み
名称を決めるには橋の事業主体と施行主体が問題になります。今回の工事の事業主体は東京都と川崎市、施行主体は川崎市ですから、名称の起案まで川崎市が行うことになっており、従って名称検討委員会は川崎市のイニシアチブで行われました。決裁は東京都からもいただきました。
■新名称の評価
選考は両岸の地域から愛着が得られるか、橋梁の位置が分かりやすいか、国際的な感覚を持ち合わせているかという観点から検討委員会で検討し「スカイブリッジ」が8498件の応募の中で最も多く、しかも羽田空港と世界をつなぐことを表現している点で的確であること。「多摩川」は古来より沿岸住民から母なる川として親しまれて来ており、先程の選考基準をクリアしています。80年前の「羽田橋」を超えるニュートラルで今日的な名称となったと大いに太鼓判を押したいと思います。
■のりこえる羽田・川崎の人々、古くから行ったり来たり
羽田と川崎は日々の暮らしを通じて行ったり来たり、冠婚葬祭はもとより、ノリづくりをはじめとする日々の生業を通してつながっていました。2006年大師橋新橋竣工式に三代揃っての渡り初めは漁業に関わる川崎側榎本家・大田区側安藤家の揃い踏みでした。これからは「羽田グローバルウィングズ」をつないで、「川崎キングスカイフロント」が強い絆で結ばれるでしょう。
先週キングスカイフロントではIPS細胞再生による脊椎損傷の患者さんの治験参加募集が始まりました。こうした日本最先端の取組がグローバルウィングズを活性化しています。「多摩川スカイブリッジ」がその架橋となりますように願ってやみません。
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