川崎区・幸区版 掲載号:2021年8月6日号 エリアトップへ

力合わせ「我がまち」学習 小学生、地域で異世代交流

コミュニティ文化

掲載号:2021年8月6日号

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資料を使いながら解説する沼田さん(中央)
資料を使いながら解説する沼田さん(中央)

 小学生対象の「さいわい夏休み基地〜自分のまちをテーマに自由研究」が7月31日、幸市民館で開かれた。高学年の部では子どもたちは、先生となった25歳以下の若者のコミュニティー「かわさき若者会議」のメンバーとともに地域の歴史などを学習。実行委員長の那須野純花(あやか)さんは「子どもたちが地元に興味を持つきっかけになったのでは」と話す。

 同企画は市民有志による実行委員会と幸区が主催し、若者会議、NPO法人幸区盛り上げ隊が協力。子どもたちが地域の大人や、違う学校の子とのつながりを持つことが目的だ。

 当日は低学年の部に約50人、高学年の部に8人が参加。高学年対象の企画では同会議の幸区在住メンバーが「先生」となり、幸区の歴史や身近なバリアフリー、災害時の避難方法などについて解説。児童たちは本や資料を使いながら自主的に考えた。

 歴史を調べる企画では「幸区は昔は海の底だった」という仮説をもとに、郷土資料などを使って調査。「海面から加瀬山の上の方は出ていたから昔は『加瀬島』だった」ことが分かると、「加瀬山の高さはどのくらい?」「海だったのはいつのこと?」など、疑問を深掘り。児童は楽しみながら知識を深めた。御幸小学校4年の蓬田輝(よもぎだひかる)さん(9)は「初めて歴史を調べてみて楽しかった」と笑顔。担当した沼田拓海さん(24)は「教えるという感覚ではなく、一緒に学ぶ場にできた。『また来たい』と言ってもらえてやったかいがあった」と話す。

 低学年の部は盛り上げ隊がペンケース作りなどのワークショップを実施。隊長の倉林智美さんは「うれしそうに完成品を見せ合う姿もみられてよかった」と振り返る。

主催者、手ごたえ

 同企画は幸区地域課題対応事業「コミュニティカフェ事業」の一環。幸市民館内に併設され、昨年3月に閉店した「つくしカフェ」の活用法を模索する目的もある。那須野さんは「今後は今回できたつながりを生かしながら、多世代が交流できる取り組みを進めていければ」と展望を語った。

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