神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2023年10月6日 エリアトップへ

知的障害のある芸術家 支援学級の教科書表紙に 抽象画アート6作品

文化

公開:2023年10月6日

  • LINE
  • hatena
テキストのデザインを手にする宮本さん(右)と大平理事長=同スタジオ提供
テキストのデザインを手にする宮本さん(右)と大平理事長=同スタジオ提供

 NPO法人 Studio(スタジオ) FLAT(フラット)(大平暁理事長)に所属する抽象画アーティストの宮本憲史朗さん(34)の作品が、来年度から全国の特別支援学校で使用するテキスト表紙に採用されることが9月20日(水)に発表された。

 宮本さんが2013年から15年に描いたデザインの中から、6作品が東洋館出版社から発売になる書籍「くらしに役立つ」シリーズの表紙のデザインに採用された。同書は、全国の支援学級でテキストとして使われている。今回の採用を受けて大平理事長は「宮本さんにとっての後輩たちが使うことになるので、目標になってもらえると嬉しい」と話す。

 宮本さんは知的障害のあるアーティストで、08年ごろから創作活動を始めた。絵を描く時は、マイペースに少しずつ進めるスタイル。作品の大きさにもよるが、2カ月程度で1つの作品を完成させる。

 当初から活動を見守ってきた大平理事長は「フラワーアレンジメントを趣味に持つ母親の影響なのか、花をモチーフにしているような作品が多い」と語る。13年には、企業と障害のあるアーティストを結ぶエイブルアート・カンパニーの登録作家に選ばれた。選考は1年に1度で、毎年100人以上の応募者から数人のみ登録される狭き門。何度も応募し続けたことで、活動の継続や作品の成長なども評価されたという。現在、全国で118人の作家が登録されており、Studio FLATでは宮本さんのみで、みんなを引っ張てくれるエース的存在だという。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

男性育休取得、初の5割超

川崎市役所

男性育休取得、初の5割超

事例共有化などで好循環

10月11日

返礼品に「市バス」

ふるさと納税

返礼品に「市バス」

市交通局「目玉商品に」

10月11日

市バスに「ほじょ犬マーク」

市立川崎高校福祉科

市バスに「ほじょ犬マーク」

生徒が発案、全車に配布

10月4日

「1票の格差」県内で1.5倍に

本紙が試算

「1票の格差」県内で1.5倍に

次期衆院選

10月4日

現新4氏の構図か

次期衆院選神奈川10区

現新4氏の構図か

各党、臨戦態勢へ

9月27日

4選手にスポーツ特別賞

川崎市

4選手にスポーツ特別賞

パリ五輪金の文田選手ら

9月27日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook