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川崎区・幸区版 公開:2024年2月23日 エリアトップへ

FM大師 5月開局へ向け準備 「川崎区を元気にしたい」

社会

公開:2024年2月23日

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開局準備中を知らせるポスターを持つ清水暁さん(右)と成美さん
開局準備中を知らせるポスターを持つ清水暁さん(右)と成美さん

 川崎区の大師地区でコミュニティーFM放送局の開局準備が進められている。同地区で福祉事業を営む清水暁さん(66)が、昨年11月に運営会社となる「株式会社FM大師」を設立し「川崎区を元気にしたい」と踏み出した。今年5月の開局を目指している。

 放送局名は「FM大師」で、川崎区全域を放送エリアにする。スタジオは京急大師線の東門前駅前商店街の一角を予定。放送は午前7時から午後10時までで、365日生放送で行う。周波数は現在、総務省に申請中で、今月20日に行われた調査を受け、許可が下り次第、アンテナの設置や番組制作を進めていくという。

 (株)FM大師で代表取締役を務める清水さんは15年ほど前から同地区の商店街活動に関わり、大師本通り商店街の会長を務めたこともある。普段から地域に目を向け、「頑張っている商店を応援したい。まちを元気にするにはどうすれば」と模索する中でコミュニティーFMを思いついた。

 清水さんは「ニュースを見てもアメリカ、中国のことは分かるのに、川崎区のことは分からない。町内のお店やイベント、生活情報などを発信することで、コミュニケーションが広まり、まちが盛り上がる」と放送の意義を語る。「生で放送することで、例えば商店のタイムセールや迷子のペット情報など今起きている情報をピンポイントに伝えられることも大きな魅力」

 参考にしたのは、山口県宇部市にある放送局「FMきらら」。低コストの独自の経営で開局以来黒字経営を続けており、テレビなどにも取り上げられた。清水さんは直接、代表の井上悟さんに連絡し協力を依頼、アドバイスを受けている。

 現在は、同社取締役局長を務める妻の成美さん(65)と地元の企業や事業所などに足を運び、意義や役割などを説明して回りながら、パーソナリティーの募集も呼びかけている。「まだまだ認知度が低い。地道に広めていきたい」と成美さん。

 今後、運営資金として地元の住民や企業に呼び掛け1株5万円の株主を募集。月額1万1000円でラジオCMなどの特典が付く加盟店も募る。

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