昨年4月から日本郵政(株)に就職し、女子陸上部で活躍している。高校では全国高校駅伝大会で優勝。3000mのタイムも9分06秒の好タイムで、国内ランキングの上位に名を連ねた。
高校入学は東日本大震災があった2011年。仙台育英高校には1カ月遅れての入学となった。新しい環境のためか、摂食障害になり、体調を崩した。「当時の監督や、中学校の時にお世話になった方に支えられた。中学とは違い、色々なプレッシャーがあったのかも」と振り返る。初めて出場した全国高校駅伝では、3位の成績を残した。
高校2年の時に愛知県の豊川高校に転校。また新たな場所でのスタート。「駅伝で優勝が当たり前」という雰囲気の高校だった。「3位で大喜びしていたのに、トップ以外は考えられないようなチーム」で、鍛えられた。そして3年生の時、日本一を手にした。
「初任給はお世話になった方に、ほんのちょっとですけど贈り物をしました。ほんとにちょっとなんです」と恥ずかしそうに笑う。
さらなる挑戦
昨年の夏には、アメリカ・ボルダーで高地合宿も行った。20Km走やアップダウンの多いトレイルコースなど限界に挑戦した。「高校と違い、練習量も多くなるけど、限界まで追い込む練習がキツイです」。ラストはペース関係なく、限界まで挑戦する練習が続く。
朝5時15分起床。6時から朝の練習が始まる。10Km以上走り込む。その後、出勤。社会人の顔になる。
「お給料をもらっているので、結果を残さないといけないですね。そして日本郵政は全国にいっぱいあるので、応援していただけるように頑張らないと」。昨年11月には、東日本女子駅伝に出場し、トップランナーが集まる1区で見事区間賞に輝いた。
社会人になると、少しずつ長い距離に挑戦中。高校時代はトラックで3000mが中心だったが、今は5000mが中心。先月には記録会で10000mに出場。「今は土台作りの時。少しずつ距離を長くしながら、マラソンを走れる体を作っていきたい」
「オリンピック」
現在は、6日まで徳之島で合宿中。その後、都道府県対抗の皇后杯女子駅伝に東京都から出場する予定(1月11日)。中学生の時から出場し今回で5回目の出場となる。「今はまだトップレベルではないけれど、調子が良ければ、トップの人たちと勝負できるかな」と現在の自分を分析する。
「あと1、2年でしっかり土台を作り、次に向かいたい。2020年の東京オリンピックにはマラソンで出場したい。そのために、今をしっかり過ごしたい。土台作りが今の課題」と目標をオリンピックに添える。
休みの日は「寝られるだけ寝て、スーパー銭湯に行くのが楽しみ。気分転換は小学生から読み続けている少年ジャンプです」と笑う。
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