元日本ハムの西崎幸広、元ロッテの里崎智也、元ヤクルトの宮本慎也、元巨人の屋鋪要――。プロ野球の「守備のベストナイン」に選ばれた、あこがれの名選手がその極意を伝授。
守備のスペシャリストによる指導者向け野球教室「三井ゴールデン・グラブ野球教室」が、3月4日に町田市民球場で行われた。参加したのは少年野球を指導している監督やコーチ。テレビや球場のスタンドから見ていたヒーローと同じグラウンドの上に立ち、少年のように目を輝かせた。
ユニホーム姿で集まった参加者からはストレッチとウオーミングアップの時点で「きつい」という声が聞こえたが、講師たちが登場すると場の空気が一変。投手として2度の受賞歴がある西崎氏がマウンドに上がると、取り囲むように輪ができた。指導はキャッチボールの仕方から始まり、ボールの握り方、プレートの踏む位置といった専門的な部分にも言及。「コントロールが定まらない」などの質問にも予定時間を過ぎても丁寧に答えていた。
捕手として活躍した里崎氏は、引退してからつかんだという秘けつをユニークな表現で解説し参加者たちの笑いを誘った。その後、外野手として5度受賞した屋鋪氏がノックをするなど、参加者たちは休憩をはさみながら夕方まで汗を流した。
少年野球の指導者の大半は、父兄によるボランティアというのが現状。正しい野球理論や指導知識を得ることで技術の上達だけでなく、子どもたちのけが予防を目的とする。次回は秋に神奈川県を開催候補地として調整している。
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