市と5大学が災害覚書 30日 調印式で締結
東日本大震災を受け厚木市と市内の5大学(神奈川工科大学、松蔭大学、湘北短期大学、東京工芸大学、東京農業大学)は9月30日、災害時の相互協力や相互支援を定めた覚書を結んだ。
覚書の内容は、(1)災害時の連絡体制の確立(2)帰宅困難な学生の相互受け入れ(3)支援物資の一時保管(4)ボランティア活動の募集と斡旋―の4項目。また、市と大学は連絡会を設置し、普段から情報交換を行うことにしている。
松蔭大学を除く4大学は、平成20年に市との間で連携及び協働に関する包括協定を結んでいる。だが、キャンパスを災害派遣隊の宿営地にすることなどが中心で、市と大学、大学間での具体的な協力に関する規定がなかった。今回の覚書はそれを補完する形で結ばれたもの。市と大学間のネットワークを強化し災害に対応できるようにした。 同日、覚書の調印式が神奈川工科大学で行われ、小林常良市長と学長らが署名を行った。
小林市長は「大学とより一層強化をして、学生の命を守っていけるよう努力していきたい」と話した。
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