神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

厚木市 生物多様性の回復へ 自然再興へ県内初宣言

社会

公開:2024年5月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
宣言書を手にする山口市長
宣言書を手にする山口市長

 厚木市は4月1日、自然を再興し生物多様性の損失を回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ宣言」を発出した。同市が昨年度末、11年ぶりに改定した生物多様性あつぎ戦略に基づいて発出されたもので、計画に合わせて自然環境の保全・回復、次世代継承に向けた調査や啓発を行っていく。同様の宣言は、全国の自治体では9団体目、県内では初となる。

 ネイチャーポジティブとは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「自然再興」を意味するもの。4月19日に行われた会見で山口貴裕市長は「今後、市民・事業者の皆さまと連携しながら、生物多様性の保全に取り組んでまいります」とコメントした。

 厚木市では13年に最初の生物多様性あつぎ戦略を策定。16年には生物多様性の重要拠点となるあつぎこどもの森公園(中荻野)を開園した。また21年には市内の希少な動植物をまとめた「厚木市レッドデータブック」を作成・公表している。

 改定された「生物多様性あつぎ戦略〜2024―2030〜」では、50年の目指すべき将来像を「自然のめぐみを育むまち あつぎ」とし、30年目標に「誰もが生物多様性を理解し行動することで、自然が回復しはじめている」を掲げる。市では今後、こどもの森などをフィールドに、動植物のモニタリング調査を行うほか、スマホアプリを使ったゲーム感覚で楽しみながらできる生きもの調査などを予定。市環境政策課では「生物多様性はまだまだ理解が進んでいない。認知度を上げていきたい」と話す。

※生物多様性…生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。地球上の生きものは3千万種ともいわれ、全てが直接・間接的に支えあって生きているとされる。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

適正配置の方策まとまる

厚木市小中学校

適正配置の方策まとまる

荻野や小鮎で統合の方向性

5月17日

世界大会で2冠

ポールダンス

世界大会で2冠

厚木で教室経営 加藤さん

5月17日

持続可能性が高まる

清川村

持続可能性が高まる

人口戦略会議が公表

5月10日

一枚写真部門で入選1席

厚木市

一枚写真部門で入選1席

全国広報コンクール

5月10日

生物多様性の回復へ

厚木市

生物多様性の回復へ

自然再興へ県内初宣言

5月3日

地域とつながる新施設

神奈川工科大学

地域とつながる新施設

KAIT TOWN竣工

5月3日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

東名厚木病院

厚木市船子232 046-229-1771

https://www.tomei.or.jp/hospital/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

  • 5月3日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook