神奈川工科大学(小宮一三学長)に通う学生らによる防犯ボランティア団体「KAIT BLUE」が、このほど結成された。厚木警察署によると、大学生の防犯ボランティア団体は市内で初めて。学生らは近く出陣式を予定している。
同団体の結成は、厚木警察署が若者のボランティアを育成して、地域の防犯活動に役立てようと働きかけたことがきっかけ。要請を受けた大学側が学生に呼びかけ、「東日本大震災の報道でボランティア活動に興味を持った」「将来、警察官を目指している」といった1年生から4年生までの学生10人が集まった。
学生らは大学周辺で自転車の盗難が多いことから、学内に啓発ポスターを掲示したり、県が主催する防犯活動研修会に参加するなどして、夏ごろから設立に向けた準備を進めていた。
11月30日には、県警察本部生活安全サポート班が主催し、今年7月に防犯ボランティア団体を立ち上げた青山学院大学「PEACE CORPS」の学生たちと、厚木市内で情報交換会を初めて開催。それぞれの団体の活動経過やメンバー不足などといった団体が抱える問題などについて話し合った。
KAIT BLUEの代表、丸山貴浩さん(応用バイオ科学部2年)は、「青山学院大の活動を参考にして、学生や地域の方のためになる活動をしていきたい」と意気込みを話した。同団体は今後、市や他のボランティア団体と連携して、防犯パトロールなども行っていくという。
厚木警察署生活安全第一課防犯係の泰田幸紀警部補は「若い方のボランティアは貴重。長く活動を続けて頂ければありがたいです」と話した。
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