横内謙介の劇場シアター談義 ―1 ―
よそ者からのメッセージ
町を盛り上げるのに必要なのは、馬鹿者と若者、そしてよそ者だという。三つ厚木に揃っているか?
シロコロが今日の隆盛を誇るようになったのには、狂気的な情熱で取り組んだ、キーパーソンが数人いたらしい。敬愛の念を込めて、シロコロ馬鹿と呼ばせて頂く。厚木には良い馬鹿者がいるようだ。第二の若者については少し心許ない。大学も次々と去ってしまった。しかし気の若いオジサン、オバサンならば存在しそうである。当面は彼らで代用するとしよう。
最後のよそ者だが、それこそが私の役目であると思っている。今、厚木市文化特別大使と文化振興財団の芸術監督なんて立派なお役を仰せつかっているけれど、現住所は東京都文京区。35年前、高校の3年間、実家の中央林間から厚木に通ったという薄いご縁だけで繋がる、よそ者である。
しかし、よそ者だからこそ、気付く町の美点や欠点。言えること、出来ることがある。せっかくこうしてよそ者として、置いて貰っているのだから、今年は本腰を入れて、この町の素晴らしき馬鹿者、精神の若者たちと力を合わせ、事を起こそうと目論んでいる。次回から、その野望を語っていきます。
劇作家・横内謙介
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