厚木市議会(神子雅人議長)の9月定例会が8月30日に開会した。今定例会には、2012年度厚木市病院事業会計補正予算案や一般会計補正予算案、各会計の11年度決算認定など23議案が上程された。決算の審査では新方式が導入される。会期は10月5日(金)まで。
決算はこれまで特別委員会で審査されてきたが、今定例会から特別委員会を設けずに、4つの常任委員会に分割付託された。
決算方法の変更は、昨年6月の議会運営委員会からの答申を受けたもの。これまで特別委員会の9人が審査してきたが、常任委員会に分割付託することで、より多くの議員で細かく審査することが可能になり、議会としてのチェック機能を充実させるねらいがある。
今定例会では、25日(火)から28日(金)の4日間かけて、各常任委員会で1日ずつ決算が審査される。
11年度の一般会計及び病院事業会計を除く6つの特別会計の決算は、歳入総額が1182億2882万4562円、歳出総額が1157億2235万261円で、歳入歳出の差引き額は25億647万4301円となった。このうち、翌年度へ繰り越すべき財源2億566万8078円を差し引いた実質収支額は23億80万6223円。
また、 11年度の一般会計のみの決算は、歳入総額782億5638万7440円、歳出総額766億8516万6892円で、対前年度比は、歳入が1・7%増、歳出は1・9%の増。歳入歳出の差引き額は15億7122万548円で、このうち翌年度へ繰り越すべき財源が1億8541万8078円あるため、実質収支は13億8580万2470円となった。
病院補正予算は20億8千万円
30日に開かれた本会議では、12年度厚木市病院事業会計補正予算案のみが採決され、賛成全員で原案の通り可決した。
今回の補正予算は、市立病院建設事業の建設改良費を20億8千万円追加し、総額123億3444万円とするもの。建設工事の入札が実勢価格の高騰などにより一部不調に終わったため、新病院の早期開院をめざし必要な費用を確保するための措置。
可決した病院事業会計補正予算以外の議案は、所管の各常任委員会に付託され、12日(水)からそれぞれ審査される。
12年度一般会計補正予算案は、歳入・歳出ともに、1億4460万9千円を追加し、総額739億7936万7千円とするもの。通学路の整備や安心安全に関する事業などについての補正を行う。
一般質問は5日から始まり、本日7日(金)までの3日間。17人が登壇する予定。
議会の様子は市議会ホームページで生中継される。
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