大道芸さらに複合化 10イベント同日開催
すっかり秋の名物行事となった「にぎわい爆発あつぎ国際大道芸」。5回目となる今年は、11月10日(土)・11日(日)に行われる。パフォーマーは国内外から48組が登場。市内各地を回り、イベントを盛り上げる。「大道芸」の特徴のひとつが、同日開催イベントの多さ。「にぎわい爆発フェスティバル」と題し、2日間で10のイベントが中心市街地で行われる。
同日開催のイベントは次の通り。「まち元気物産フェア」「第31回あつぎ技能祭」「ブルーウェーブバザー」「似顔絵コーナー」(厚木中央公園)、「あつぎグルメフェア」(厚木公園)、「第22回総合福祉フェスティバル」(総合福祉センター)、「あつぎアート楽市」(厚木サンパーク)、「パートナーフェスタ2012」(あつぎパートナーセンター)、「第3回あつぎ消防団ふれあい広場」(市役所西側駐車場)、「あさひ公園まつり」(あさひ公園)。
市内最大のイベント・鮎まつりでもパレードやダンスコンテストが開かれるが、すべて「鮎まつり」のイベント内に組み込まれている。大道芸に限って、なぜこんなに多くのイベントが並行して行われるのか。
もともとこの時期には職人技術の体験や物販などの「あつぎ商観技能まつり」が厚木中央公園で行われていた。
祭りの内容を見直す中で、来場者が1カ所に集中する状況から市街地全体を使った複合イベントとすることで市街地店舗の活性化を図ろうということになり、リニューアル。近隣から多くの集客が見込める大道芸を呼ぶイベントへと変わった。中央公園で行われるイベントの多くは、この商観技能まつりの流れをくむ内容となっている。
以降、回を重ねるにつれて「総合福祉センターフェスティバル」や「パートナーフェスタ」など、近い時期に行っていたイベントを同日に集約するようになった。今年で3回目を迎える「消防団ふれあい広場」は元々ぼうさいの丘公園で行っていた。市街地で開催するようになってからは、親子連れを中心に以前より多くの参加者が訪れているという。
一方で、イベント自体の多くは大道芸とは関係がないもの。実行委員会では大道芸の演技ポイントに、同日開催の各イベント会場であるサンパークや総合福祉センターなどを入れて、イベントにパフォーマーが乱入することでの相乗効果を期待している。
同日にイベントが重なることは、個々の行事の魅力が薄まることをも意味する。中心的立場となる大道芸が、複合化するイベントのつなぎ役となれるかに注目が集まりそうだ。
オーディション選抜が初出場
当日は48組のパフォーマーが参加。うち11組は、8月の鮎まつりで初開催された「あつ芸オーディション」で市民審査員らによって選出された。
演技スペースは一番街通りなど市街地12会場。そのほかアーティストが街中を自由に練り歩く「ウォーキングアクト」も各所で行われる。複数の演者によるコラボレーションも、初の試みとして実施される。
また、11月4日(日)午後1時から、本厚木駅前でプレイベントを開催。「あつ芸」枠の演者がパフォーマンスする。
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