合言葉は「S(シェイク)・O(アウト)」 総合防災訓練で初めて導入
まもなく9月1日の「防災の日」。厚木市では今年初めての試みとして、大規模地震の発生を想定し、同時刻に一斉に防災行動をする「シェイクアウト」を総合防災訓練に取り入れる。
シェイクアウトは、2008年にアメリカで始まった防災訓練。まず低く、頭を守り、動かないの3要素に重点を置いて身を守る行動を各自が取り、日ごろの防災対策を確認する。
今回、神奈川県が全県を対象にしたシェイクアウトを行うのに呼応して、厚木市も9月1日に行う総合防災訓練で市として初めて導入することとなった。
市職員対象の訓練では、午前8時30分に東海地震、東南海地震、南海地震の三連動地震が起きたと想定。災害対策本部設置や物資輸送などの訓練を終えた11時20分ごろ、再度地震が発生したという想定でシェイクアウト訓練を行う。
当日は市内に219ある各地区の自主防災隊の大半も訓練を実施。この中でも、多くの地区でシェイクアウト訓練が行われる。これは、市危機管理課の呼びかけに応じたもの。
多くの自主防災隊では、訓練開始を告げる午前8時30分のサイレンを合図にシェイクアウトを実施予定。その後、避難所運営や救出・救護訓練などが地区ごとに行われる。
市危機管理課の梅津昌信課長は「自分の身を自分で守るためには、日頃の準備が必要。一人でも多く参加してほしい」と話している。
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