厚木市では2009年度にスタートした第9次厚木市総合計画「あつぎ元気プラン」の第2期基本計画案についてのパブリックコメントを10月末まで募集している。総合計画12年間の後半部分となる、2015年度からの6年間の市の方向性を位置づけるもの。
第2期基本計画に関しては、昨年8月から公募市民や各地域の推薦者35人による検討会議(中楯末三委員長)や、学識経験者らで構成される総合計画審議会(石川範義会長)での議論を経て、9月には基本計画の案が完成。10月1日からパブリックコメントが行われている。
第1期基本計画の開始から5年が経ち、市内では少子高齢化が進行。また東日本大震災の発生や2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催決定を踏まえ、喫緊の課題への対応や将来を見据えた取組みを入れた。また、人口減少社会の到来や国道246号バイパスなど高規格道路の整備、市民満足度調査で「地域医療環境の充実」を重要視する市民が多かったことなどの点が、計画策定にも反映されている。
基本政策は第1期に引き続き、安心・成長・共生・快適・信頼の5つ。各政策に紐づく基本施策は「地域特性をいかした魅力あるまちの実現」の項目が増えて30に。それに付随する単位施策数は第1期の69から86へ増加。「郷土文化を育む拠点の充実」や「再生可能エネルギーをいかしたまちづくり」などの項目が追加された。
継続の単位施策においても、いずれも「実現」の文言や具体的な取組みを明記するなど、12年間の総仕上げを意識したものになっている。
加えて、今回初めて地域別の計画も盛り込んだ。市制移行前の8町村をベースに、各地域の特色・文化や課題を明記。5〜9項目ほどのまちづくりの方向性を示している。
説明会も開催
10月20日夜、同案についての説明会が市役所本庁舎で開かれ、策定に携わった検討会議のメンバーら14人が参加した。説明会では市政策部による総合計画全体の紹介と、基本計画案の概要が話された。質疑応答では参加者から、策定にあたって第1期基本計画の達成度などへの質問があった。
計画案の配布、閲覧は厚木市ホームページのほか、市役所本庁舎4階の企画政策課などで可能。意見等の提出は同課の窓口のほか、各公民館などにある「わたしの提案」の提案箱からも提出できる。同課では寄せられた意見への考え方を公表したうえで、年内には最終的な基本計画を発表したいとしている。問合せは同課【電話】046・225・2455へ。
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