一般社団法人厚木医師会(馬嶋順子会長・会員数258人)が、8月22日(土)から23日(日)にかけて開催される宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンに初出場する。運動の大切さを伝えることと医師同士の交流が目的。
この取り組みは、同会幹事の内山順造医師(52・南毛利内科)と熊坂英雄医師(48・さくらクリニック)、鶴窪一行医師(60・つるくぼ耳鼻咽喉科)が中心となり、企画された。医師自らが走ることで運動が健康に良いと周知することと、同会内の親睦を深めることでスムーズな医療連携を生むことをめざすもの。
熊坂医師は「お医者さんはメタボ改善などに定期的な運動を勧める訳ですが、皆さんなかなかできない。今回参加を決めた医師は、春から練習を重ね、患者さんへの言葉に自信を深めています」と話す。
エントリーするのは、診療所チーム、厚木市立病院チーム、病院関係の有志チームの3チーム45人で、医師や病院スタッフ、その家族などで構成される。挑むのは平均40歳以上の面々で、最年長は67歳の林正博医師(林医院)。
6回目の開催となる同大会は、チームでタスキを繋ぎながら決められたコースを24時間走り続けるもの。今回は158チーム1975人が出場する。コースは、宮ヶ瀬湖に隣接する親水池を回る1周約1・8キロメートル。22日の午前10時に一斉にスタートし、終了時間の翌日23日の午前10時までに止まることなくリレーで繋いだ周回数を競い合う。
目標はタスキを繋ぐこと
9日に行った最後の試走会には、18人が参加。本番と同じコースを全員で3周ほど走り、無理なく走り切れるペース配分や24時間の中での交代タイミングなどを確認し合った。
この日が膝を痛めて以来約10年ぶりの運動だったという今岡千栄美副会長(57・今岡医院)は、「膝の不安があって自分なりの遅いペースでしたけど、走り切ると気持ちが良いですね」と清々しい笑顔をみせた。
2月頃から雨の日以外は毎日走っているという鶴窪医師は、今回の出場をきっかけに運動を始めた一人。「走り始めたら楽しいし、患者さんに具体的なアドバイスができるのが良いよね」と話す。以前より、後ろ姿が引き締まってきたと言われるようになったという。
内山医師は、日ごろからトライアスロンに挑戦するほどのスポーツ好き。最後の練習を終え、「目標は、記録よりも安全第一にタスキを繋ぎ続けること。繋げられる手応えを感じられた。一緒に走ると仲良くなるのは不思議だよね。完走し終わった後には、医師会に新しい友情が生まれると良いですね」と抱負を語った。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|