熊本地震の復興支援のため、JAあつぎ(大貫盛雄代表理事組合長)は大型連休中、職員ら8人を支援隊として熊本県宇城市へ派遣。現地の集送センターで農産物の仕分け作業を行った。
被災地では、農産物の仕分け作業施設などの従業員が被災し出勤できず、人手不足が深刻化。これを受けてJA全中(全国農業協同組合中央会)が各都道府県のJAへ呼びかけ、支援隊を結成した。支援隊にグループ職員ら延べ433人が応じ、4月30日から5月21日まで現地の選果場や圃場などで活動している。
支援隊結成の呼び掛けにJAあつぎからは8人が志願。4月30日から5月3日までと同6日から9日までの2グループに分かれて支援活動を行った。
JAあつぎの支援隊が派遣されたのは、熊本県宇城市のJA熊本経済連第二園芸集送センター。仕分け器具の破損などで通常より多くの人手を要する同センターでは、メロンやミニトマトが出荷最盛期を迎えている。同センターには現在1日にメロン平均80トン、ミニトマト同16トンが運び込まれる。支援隊は、現地の従業員や他の支援隊と協力して箱詰め作業を行い、メロンだけで1日1万2千箱の出荷準備を整えた。
支援活動を終えた清水昌文常務理事は「流通を止めないよう、今後も継続した支援が必要になる」と話し、共済課の金子正義主任は「被災地を訪れたことで防災の意識がより高まった」と振り返った。
各支所店に募金箱
JAあつぎでは震災の翌週から各支所店、直売所に募金箱を設置している。5月7日には温水の夢未市で職員が募金活動を実施。募金した人に市内産野菜や肉を使った「夢未スープ」を振舞った。7日に集まった義援金11万1632円はJA神奈川県中央会を通じて全額被災地へ寄付された。
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