7月10日に投開票が行われた第24回参議院議員通常選挙。年齢引き下げ後、初の選挙となった今回、市内の18、19歳の投票状況と、初めて大学構内に設置された期日前投票所の利用状況について取材した。
市内の有権者数は18万4698人。うち18、19歳の有権者数は4447人となっており、全体の約2・4%にあたる。市選挙管理委員会によると、厚木市の年代別投票率は現在集計中。手集計のため、発表には数カ月を要するという。
現状、年代別に把握ができているのは、期日前投票における投票者数。18歳の期日前投票者数は216人(男性103人、女性113人)、19歳は190人(男性96人、女性94人)となっている。あわせて406人が期日前投票をし、これは10代の有権者のうち9・1%にあたる。もっとも多かった年代は60代の5625人(男性2554人、女性3071人)となっている。
427人が工科大利用
今回、選挙権年齢の引き下げを受け、初めて設置された神奈川工科大学の期日前投票所はどうだったのか。開設期間は7月4日から5日間で、投票者数は427人(男性224人、女性203人)。一日あたり、約85人が利用した。市役所以外の4つの施設では、6日間で依知北公民館2183人、荻野運動公園4480人、南毛利公民館3166人、シティプラザ5階2510人が足を運んだ。
市選管によると、工科大の期日前投票所には、学生だけでなく近隣の市民も利用し、普段入る機会がない構内を楽しむ人の声も聞かれたという。
今回の参院選において、10代への投票喚起はどうだったのか。市では高校生を対象にした講座や模擬投票を実施したほか、「新有権者へのお知らせ」の郵送や、明るい選挙推進協議会と協力した工科大と工芸大の構内でのキャンペーンを実施した。市選管は「まずは投票状況の分析をしっかりと行い、その結果を用いて今後とも、新しい取り組みを実施していく」とコメントした。
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