中心市街地の商店会長や地元の自治会長らでつくる厚木市まちなか活性化プロジェクト(六ヶ村健三会長、会員24人)の会員らが毎週続けてきた『にぎわい美化清掃』が11月1日に通算500回を迎えた。「街がきれいになり、人通りも増えた」という声もあり、地域の活性化にも一役買っている。
『にぎわい美化清掃』は、厚木の玄関口である小田急線本厚木駅周辺を市民の手できれいにする美化清掃。「多くの人に来ていただく街をきれいにしよう」と、当時の厚木市市街地にぎわい懇話会(現厚木市まちなか活性化プロジェクト)が呼びかけ、2007年10月にスタートした。以来、雨の日以外毎週金曜日に実施。今月1日についに500回を迎えた。これまでの延べ参加者は、7500人に上るという。
1回目から参加している六ヶ村会長は、「始めた当時は厚木の街自体が停滞していて中心地区もパルコの撤退等が重なり、人通りも減り治安面での不安も大きかった。その解消のためにまずは街をきれいにすることから始めようということになった」と、振り返る。
当初は商店街の有志が中心だったが、店の営業も抱えボランティアで集まることには限界があり、一時は4〜5人の参加しかなく、「存続の危機」もあった。そんな時に、不安の一端でもあった街中に立つ外国人らに声をかけ、協力を要請。「英語の話せる人をわざわざ連れてきて、恐る恐る話しかけたら日本語ペラペラでね。理解してくれて数人が参加するようになったんだ。治安の不安解消にもつながったね」と笑う。
近年は、地元企業や団体の社員らも参加するようになり、一般参加者も含めて平均15人前後が活動しているという。16年度には、地域ボランティアとして本厚木駅周辺の環境美化活動に尽力した功績が認められ、「厚木市表彰」を受けている。
500回記念のこの日は45人が参加。駅周辺の道路や公園などを清掃した。六ヶ村会長は、「多くの皆さんに賛同いただき、続けてこられた。この活動で街の安心・安全はもちろん、賑わいも実現できる。これからも、皆さんと一緒に厚木の玄関口の魅力を高めていきたい」と話した。
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