任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙は4月10日に投開票され、厚木市選挙区では現職の堀江則之氏(自民)、新人の山口貴裕氏(無所属)、新人の佐藤知一氏(民主)の3氏が当選を果たした。同選挙区の投票率は前回を1・13ポイント下回る36・29%だった。
厚木市では、3議席を現職2人、新人4人が争う激戦となった。
●堀江則之氏
トップ当選したのは7期目の堀江氏。保守系の組織票を手堅くまとめ、2万票以上を獲得した。午後10時40分ごろテレビで当選確実が報じられると、支援者が集まる事務所(恩名)に姿を見せ、深々と頭を下げながら「本当にありがとうございました」と挨拶した。次の4年間について「雇用・景気対策、教育・医療・福祉・介護の問題などに全力で取り組む」と話した。
●山口貴裕氏
2番手で当選した前市議の山口氏は、同10時45分に目を真っ赤に、感極まった様子で事務所(恩名)に現れた。集まった支援者を前に「皆様の支えのおかげで当確という二文字を頂きました。顔の見える政治家として皆様の期待に応えていきたい」と決意を語った。
●佐藤知一氏
最後に当選が決まった前市議の佐藤氏は、民主党公認のほか、名古屋市の河村たかし市長が率いる地域政党「減税日本」からも推薦を受けて選挙戦を戦い、次点と410票の僅差で当選。当選確実の知らせを受けて同11時ごろ事務所(寿町)に駆けつけた佐藤氏は「厳しい選挙で様々な逆風を強く感じた。マイクを持ち、日々自らの思いを伝えるスタイルが多くの人に支持されたのだと思う」と振り返った。
●井上武氏
みんなの党公認で立候補した新人で前市議の井上武氏は、出馬表明が告示直前と出遅れたこともあり、一歩及ばなかった。井上氏は「できることは全部やった。ここまでやらせて頂いて感謝している」と支援者らを前に話した。
●山本智子氏
神奈川ネットワーク運動公認の新人、山本智子氏も落選し、ネットは同選挙区で4期16年間守ってきた地盤を失った。山本さんは「議席を失ったのは辛い。この現状をしっかり踏まえていきたい。ネットの良い経験となった」と述べた。
●鈴木裕二氏
また、前回2番手で当選し、同選挙区ではじめて民主党の議席を獲得した現職の鈴木裕二氏も落選。「私の力不足で申し訳ありません。力添えに応えられなかった。心からお詫び申し上げます」と頭を下げた。
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