児童の交流・安全に尽力 相川小・清水小での支援活動に文科大臣表彰
地域による優れた学校支援活動を対象にした文部科学大臣表彰式が12月3日に行われ、厚木市からは「相川小学校放課後子ども教室」と「しみずっ子すこやかネットワーク会議」が表彰を受けた。県内の受賞は両団体のみ。
この表彰は昨年から始まったもの。今年は全国で121の活動が表彰された。
相川小学校の放課後子ども教室は、国が推進する制度のひとつ。子どもたちが安心・安全に過ごせる放課後の居場所づくりとして、校内の教室を使い全児童の希望者を対象に勉強や運動、地域住民との交流を行っている。
同小では昨年10月に、市内のモデル校としてスタート。授業のある月曜から金曜までの放課後に、地域住民によるボランティアスタッフが様々な活動を行っている。
例えば12月10日の活動は「おやつ作り」。異学年でのグループを作り、事前に用意された食材でカナッペを作った。作業中には高学年の児童が率先して場を仕切ったり、低学年を手伝うなどしていた。
同小によれば、同教室に登録しているのは全校児童の8割近く。運営委員長の高橋京一さんのほか、市から委嘱されたコーディネータ、ボランティアの地域住民らが活動に携わっている。
高橋さんは「他地域に比べて活動のプログラムが豊富なことが評価されたようです」と笑みを見せる。おやつ作りのほかにも、今月は大道芸教室や科学教室など、プログラムは多岐に渡る。
一方、しみずっ子すこやかネットワーク会議(SNN・新増敏也会長)は、2004年設立。清水小学校PTAや地域住民ら80人で構成されている。主な活動は登下校時の見守りや、児童を対象にした自転車教室などの安全活動。定期的に地域の防犯・防災に関する情報交換を続けている。
今回の表彰では同小が一昨年にWHO(世界保健機関)の「インターナショナルセーフスクール(ISS)」を認証取得した際に機能したことが評価された。
同小の藍原万里子校長は「SNNは学校・PTA・地域のトライアングルの絆の役割。学校の想いをうまく地域に伝えていただいている。来年はISS再認証の年なので、共に頑張りたい」と話した。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|