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文化会館にカフェ 公募により業者決まる

文化

公開:2013年1月18日

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「くつろぎスペース」の場所にカフェができる
「くつろぎスペース」の場所にカフェができる

 約6年間、空店舗状態だった厚木市文化会館(恩名1の9の20)4階に「カフェ&レストラン」が3月1日(金)、オープンする。場所は、2007年から来館者の待ち合わせや休憩などに利用されている「くつろぎスペース」。面積は152・7平方メートル(17テーブル・80席)で、既設の厨房設備を利用し、運営業者は厚木市の民間業者が入る。

 同会館には、飲食スペースがなくなって約6年の間に、会館を利用している人から「中で食べられると便利」という声が数多く寄せられていた。そこで、厚木市では来館者へのサービス向上を目的に、4階の飲食スペースの運営者を公募し、民間業者による営業を検討していた。

 厚木市は、昨年9月1日から10月4日まで運営者の募集にともなう事前の現地説明会を開催。説明会では、ホルモン店、ラーメン店、喫茶店、居酒屋のほか、都内で社員食堂を運営している企業など市内外から数社が参加した。

 また、10月15日から11月14日まで運営者の募集を行い、会社の概要が分かる書類(直近1年間の貸借対照表、損益計算書)や運営計画(サービス体制、メニュー例、料金案)などの審査を経て、カフェが入ることが正式に決まった。

 メニューは、サンドイッチやピザ、カレーライスなどの軽食のほか、ナポリタン、そば、うどんなどの麺類やハンバーグステーキなどの定食、デザートを用意。ドリンク類は、コーヒー、紅茶などのほか、アルコール類も提供する。

 営業日は同館の開館日(休館は火曜日、月1回の保守点検日等)。営業時間は、原則午前10時から午後8時までだが、催し物の開催時間に合わせて調整していく予定だ。

 市生涯学習課は「来館者の方により親しまれ、さらに充実した魅力ある施設として、文化芸術活動の活発な交流の場になれば」と話した。オープン以降、従来の「くつろぎスペース」は利用できなくなるが、特に住民からなくなって困るといった声はないという。

 市文化振興財団は「同じ場所で食事ができるメリットがあり、より観劇しやすくなった」と話す一方で、イベントの主催者は公演時間が長くなるときには食事場所を確保してほしいと話した。

 同館は1978年11月に開館し、開館と同時に飲食提供コーナーがあった。2007年6月まで営業を続け、同年8月から「くつろぎスペース」になっていた。今後は、館内の案内表記を変更してオープンに備え、より利用しやすい文化施設を目指す。
 

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