横内謙介の劇場シアター談義 ―26―
『知る人ぞ知る』
秋の扉座公演が近付いています。今回はその筋スターと腕利きに特別参加してもらい、オリジナルミュージカルを創りました。まず作曲と音楽監督がすごい。深沢桂子さんという音楽家で、宮本亜門さんの名作『I Got Merman』やブロードウェイ作品『RENT』の日本初演の音楽監督を勤めた重鎮です。私は外部の仕事で意気投合し莫逆の友となりました。キャストでは、劇団四季の『ジーザズ・クライスト=スーパースター』の主役ジーザズをはじめ、数々の大役を担い続けた柳瀬大輔さんと、同じく四季の『マンマ・ミーア』のヒロイン等を演じた五十嵐可絵さん、ともにミュージカル界では知られた実力者で、退団後の仕事で出会って、いつか扉座にと約束していました。
音楽監督自らの演奏でお届けするオリジナルナンバー全20曲!うち半分は我が盟友ラッキィ池田・彩木えり夫妻振り付けのダンスも付きます。ミュージカル劇団ではない扉座が、一流の助っ人たちと組んで輸入品ばかりのミュージカル界に、満を持して純国内生産で殴り込みをかける公演です。いわば町工場の世界挑戦。その名も『バイトショウ』お見逃しなきように!
10月12日、13日、厚木市文化会館小ホール。16日より座・高円寺にて東京公演。詳細は扉座HP等で。
劇作家・横内謙介
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