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商店主におもてなし講座 本厚木駅周辺の3商店街で

公開:2014年2月14日

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陳列や販促方法を学んだ
陳列や販促方法を学んだ

 商店街にも「おもてなし」のココロを―。本厚木駅周辺の3商店街の店主らを対象にしたセミナーが2月6日から始まった。主催は県央地域で活動する各種専門家らによるNPO法人「あつぎみらい21」(小泉誠二理事長)。

 今年で2回目となるこのセミナーは、全国展開しているチェーン店と個人経営店との格差が広がりつつある中、基本的な接客術や集客への工夫を改めて学んでもらい、街の活性化につなげるのが目的。

 厚木一番街商店街振興組合、厚木なかちょう大通り商店街振興組合、あつぎ商和会の3商店街の店主が主な対象者。2月の「神奈川県中小企業活性化推進月間」の一環事業にも認定された。

 6日に行われた第1回。会場のあつぎにぎわい処(市内中町)には、飲食店や書店、美容室などの経営者や従業員、開業希望者など約10人が訪れた。この日のテーマは「『おもてなしの心』の店への活かし方」。あつぎみらい21の伊藤裕美子さん(中小企業診断士)が講師を務めた。

 伊藤さんは「おもてなしの心は商店主の皆さんが持っている。その心をふるまい・行動として表せるかが大事」と力説。参加者の意見を聞きながら、来店者への声のかけ方や販促POPの書き方、効果的な陳列方法などを説明した。

 参加した商店主からは「店として努力や工夫をしていかなければという意識が高まった」「POPの使い方が良く分かった。今後の参考にしたい」などの声があがった。

問われる店づくりへの意識

 とはいえ、今回のセミナーの対象となった3商店街の加盟店が合計約200店なのに対し、参加したのは10人ほど。開催日程は各店舗の希望を元に決めたが、実際に出席したのはほんのわずかだった。

 今回、あつぎみらい21では事前に商店街を訪れ、店の内装や接客態度などを覆面調査。同団体理事の大嶋碩郎さんによれば、業績が伸びそうな店と先行きが心配になる店との差が両極端との印象を受けたという。

 市内外で今後大型商業施設が相次いで開館・リニューアルされる中、商店街が生き残る道はあるのか。各商店主の店づくりに対する意識が問われそうだ。

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