神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

HV(ハーバード)大院生ら工科大に 石上純也氏設計のKAIT工房を見学

公開:2014年3月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
開放的な空間を見渡す院生
開放的な空間を見渡す院生

 米国ハーバード大学大学院生ら14人が3月19日、神奈川工科大学KAIT工房(厚木市下荻野)の見学をするために同学を訪問した。

 これはKAIT工房を設計した建築家石上純也氏が現在ハーバード大学大学院の客員教授を務めており、院生たちは「KAIT工房」を実際に見るために来日し、石上氏が案内したもの。

 石上純也氏は厚木市鳶尾出身。厚木高校卒業後、武蔵工業大学(現東京都市大学)から東京藝術大学大学院へ。04年に(株)石上純也建築設計事務所を設立。09年神奈川文化賞未来賞を受賞、10年には建築界で最も歴史あるヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受けるなどしている若手建築家。

 KAIT工房は強く若者に訴求するデザインで学生たちに刺激を与え、ものづくりに興味をもつきっかけになるようにとの目的で、同大学が設計を石上氏に依頼し2008年竣工。2002平方メートルの室内には305本の白い柱がランダムに立つ空間。外装はガラスカーテンウォール。内部が素通しで見える創作活動専用施設。

 当日、東南アジア出身で初来日という女子学生は「このような機会に恵まれたのはとてもラッキーに思う」と話し、韓国出身の男子学生は「柱は樹木のように見えますね。開放的でとてもいい感じです。想像していたより小さく感じる」と話した。院生たちは関心深げに写真を撮っていた。

 KAIT工房には一昨年、米国の名門プリンストン大学、3月17日にもコロンビア大学からも来校したばかりという。

 神奈川工科大学学生支援本部の黒古国際担当部長は「世界中の大学や建築工学、建築デザインに関わる研究者、学生がKAIT工房の見学に訪れます。このような注目度の高い施設でものづくりを学べることを本学の学生たちは誇りに思うでしょう」と話していた。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

生物多様性の回復へ

厚木市

生物多様性の回復へ

自然再興へ県内初宣言

5月3日

地域とつながる新施設

神奈川工科大学

地域とつながる新施設

KAIT TOWN竣工

5月3日

市が子ども向けマップ

カーボンニュートラル

市が子ども向けマップ

「実現には共有必要」

4月26日

買い物弱者へ移動販売

(株)いなげや

買い物弱者へ移動販売

見守りで愛川町と協定

4月26日

健康増進に民間の力

清川村

健康増進に民間の力

地域活性化企業人受入れ

4月19日

公共施設2カ所を木質化

厚木市

公共施設2カ所を木質化

間伐材利用の促進を図る

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook