情報プラザ メディアパークが終了 ４月からは市の直営に
使用していたスペース（写真奥）の今後は未定
厚木市情報プラザ（岡田）内にあったパソコン体験コーナー「メディアパーク」が、３月31日で供用を終了した。
メディアパークは１９９９年の同プラザ開館時から設置。パソコンを使ったインターネット閲覧や文章作成、写真編集などの作業が自由に行えた。
開館当初は年間延べ利用者が４万人を超えた時期もあったが、各家庭でのパソコンやスマートフォンの普及と反比例して施設利用者が減少。市情報政策課で３年前から今後についての検討が行われ、メディアパークを閉鎖し貸館や講座業務に専念することとなった。２００８年６月から続いたアクティオ・湘南ハイテク企画共同体による指定管理者制度も終了し、４月からは市が直接運営している。
３月31日の最終日、春休みということで子どもたちなども訪れ、メディアパークはほぼ満席の時間もあった。５年前から利用していたという鳶尾在住の男性は「仕事の資料作り等で使っていた。淋しいが、こういった施設は全国でもあまりないので仕方ない」と話した。館長を務めた森貴志さんは「来る方に喜んで使ってもらうことを第一に運営してきた。施設の縮小は残念だが、それなりのサービスを提供できたと思う」と振り返った。
新講座や質問日を新たに設置予定
情報政策課によれば、５月から従来のパソコン講座の復習を手助けする「フォローアップ教室」や、パソコンの使い方を聞くことのできる「Ｓｔｕｄｙ Ｒｏｏｍ」を新たに設ける予定。開催日等は調整中とのこと。貸館用にＷｉ―Ｆｉを導入するほか、パソコン講座においてもこれまで扱っていなかった情報セキュリティ関係の内容を追加するという。
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