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市民が事業を「評価」 ネットで電子投票も

社会

公開:2014年7月25日

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昨年行われた外部評価の様子
昨年行われた外部評価の様子

 厚木市が2008年度から実施してきた外部評価が大きく変わる。「市民参加型」を採用した14年度は、7月26日(土)と27日(日)、中町のあつぎ市民交流プラザ6階(アミューあつぎ)で両日午後1時から行われる。

 今回は、市民の意見を広く反映しようと、県内初の試みとして無作為抽出で選出された市民60人が外部評価モニターとして参加する。また、全国初となる動画による生中継でネットでの電子投票を行う。事前申し込みは不要で入退場自由。

 外部評価とは、公募市民と有識者や企業の経営者で構成される外部評価委員会が、市民の立場や経営的な視点で市職員と議論を交わし、市民の意見を参考に事業の見直し、評価を行い市民サービスの向上を図っていくもの。今回は、市が実施している市民にとって身近な事業や、効果を検証することが必要な事業が対象。評価は「現行どおり」「要改善」「廃止」の3区分。昨年度までは98事業を評価し、「現行どおり」が12件、「要改善」が81件、「廃止」が5件となった。

生中継で市内外からリアルタイムで投票が可能

 市が2000人の市民に参加を依頼し、「外部評価モニター」として参加する60人(各日30人)を選出。より事業に対する理解を深めてもらうために7月12日には事前の勉強会を開いた。「外部評価モニター」は外部評価委員と同様に、3区分から評価を行う。また、動画配信サイト「Ustream」による生中継では、市内外の人たちがネットでリアルタイムに投票でき、広く評価を受け付ける。コメントも書き込める予定だ。外部評価の様子は、当日市ホームページにアクセスし、パソコンや携帯電話などで視聴できる。

 対象は、1152事業の中から8事業を選定。26日が「あつぎ鮎まつり事業費」(4300万)「街灯犯罪対策事業費」(1652万1千円)「勤労者住宅資金利子補給金」(596万)「海外友好都市受入・派遣事業」(1244万1千円)。27日が「療育支援事業」(4144万3千円)「温暖化防止推進事業費」(1300万円)「家族等支援事業費」(1854万2千円)「外国語指導助手配置事業」(4075万6千円)。1事業50分程度。

 今回の外部評価に対し、管轄する市行政経営課は「市がどんな事業をやっているのか理解する場になり、市民の方も広く参加し傍聴していただけたら。ネット投票については、厚木市民以外の方も含めたご意見が頂けるのでは」と話した。最終的な評価は、行政評価委員会が決定し、新年度予算に反映させ、今年の秋を目途に市ホームページ等で公表する。

 詳細、問合せは、同課【電話】046・225・2280。
 

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