市内のホテルに長期滞在している外国人が、7月12日に行われた厚木神社例大祭の大神輿渡御に参加した。15人は神輿保存会などの担ぎ手らと本厚木駅南口周辺の約300mを渡御。初めての「御神輿」を体験した。
神輿渡御に参加したのは、インドから来日し、日産自動車(株)勤務でパークインホテル厚木(泉町)に長期滞在しているインド人15人。過去の例大祭でも沿道で写真を撮るなど日本文化にも興味を持っており、同ホテルのスタッフを通じて厚木神社に神輿渡御への参加の打診があった。
神社側も快諾し、参加者用の法被を用意。渡御コースの中で、磯崎タイヤ商会(泉町)から同ホテルまでの約300mの区間で参加することとなった。
午後1時前、「厚木神社」と書かれたおそろいの法被に身を包んだ参加者たちが渡御に合流。まずは神妙な面持ちで、神社の神官からお祓いを受けた。
やがて同神社の神輿保存会「厚神會」の掛け声とともに神輿が出発。一同は神輿の重さに思わず顔をゆがめながらも、徐々に掛け声に合わせて大粒の汗を流しながら道路を練り歩いた。
無事神輿体験を終えた参加者たち。「他の予定を断って参加した。思ったより重くて大変だった」「ファンタスティック」などの感想が飛んだ。滞在3年目だというコプラージ・スカルさんは「神輿の位置が高くてあまり肩に乗らなかったが楽しかった。また参加したい」と笑顔を見せていた。
神社との渉外役だった同ホテル営業の猪本明美さんは「外国の方が自分たちで参加するのは難しいので、こういった形でまたふれあいの機会を設けられたらいいですね」と話した。厚神會の櫻井保会長は「楽しそうだったので何より」と異文化交流に満足げだった。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|