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戸田小学校 本がつなぐ学年交流 市内初 読書活動で文科大臣表彰

教育

公開:2016年5月27日

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図書館で貸し出しを手伝う図書委員の6年生(左)と1年生ら
図書館で貸し出しを手伝う図書委員の6年生(左)と1年生ら

 文部科学省が実施する「子どもの読書活動優秀実践校」に戸田小学校(馬場良一校長・児童数351人)が選ばれ、同大臣表彰を受けた。5月16日には校長らが厚木市教育委員会の曽田高治教育長に活動を報告した。

 同表彰は子どもたちの読書活動推進を目的に2002年から実施。優れた取り組みを行っている学校を表彰するもの。ことしは全国で141校が選ばれ、県内からは同小のほかに湘南学園小学校、県立相模原総合高等学校が選ばれた。

 戸田小の図書館の特徴は「学年を超えた本の交流があること」(司書・上野祥江さん)。貸し出し方法やおすすめ本、蔵書の場所などを高学年が低学年に教えたり、図書館に連れてきたりする。1年生のうちから図書館に行く文化が根付いている。

 休み時間には3〜4人の図書委員と司書が常駐し、常に図書館が稼働。「入りやすい環境にすること」を目指して装飾や展示、新聞の切り抜きなど、児童が興味を持てるような仕掛けを施している。また週3回、15分間の朝読書を設定。市民の読み聞かせボランティア「にじのとびら」の協力も得て、読み聞かせの時間を設けている。

 図書委員長の水谷菜実さん(6年)は「低学年のころに図書委員が優しくしてくれた」のがきっかけで委員を目指した。内気で恥ずかしがり屋だった水谷さんに本の場所や借り方など、わからないことを教えてくれる姿に憧れた。全児童を本好きにすることを目標に、「使いやすい図書館を作りたい」と目を輝かせる。

 馬場校長は「図書館は、本の貸し出しで終わらない、人と人がつながる場所。そうした仕組みを作って、豊かな心を育てることにつなげていきたい」と話した。

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