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居場所づくり 交流の場に 「子ども食堂」 定期開催めざす

社会

公開:2016年8月5日

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子どもたちに食事を配るボランティア
子どもたちに食事を配るボランティア

 子どもたちに100円で食事を提供する「あつぎ子ども食堂」が7月26日、一日限定でオープンした。主催した市民団体「ASHL」(アシュール)の葉山修次代表(35)は「今回は中心市街地のアミューあつぎの調理実習室で開催したが、今後は地区を変えながら定期的に開催できる仕組みをつくっていきたい」と話している。

 厚生労働省がまとめた国民生活基礎調査によると、国内の17歳以下の子どもの貧困率は2012年に16・3%。6人に1人に上り、過去最悪を更新している。こうした中、子どもたちに無料または格安で栄養のバランスが取れた食事を提供する「子ども食堂」が全国に広がっている。

 同団体が初めて行った子ども食堂は、夕方からの子どもの居場所づくりや多世代交流が主な目的。一緒に調理をしたり、食後は宿題や遊びの時間なども設けている。大人も300円〜の低料金で食事ができる。

 同団体では1カ月前から準備を進めてきた。市内の児童クラブへチラシを持参して開催を周知。また、食材や運営資金は市内企業などに協賛を依頼。JAあつぎをはじめとする団体や企業、個人から協力を得た。

 この日は子ども20人、大人10人が来店。メニューはカレーライスと味噌汁で、同団体のメンバーやボランティアなどが迎えた。また当日は依知北地区の民生委員などが見学に訪れ、ボランティアに加わった。

 9歳の男児と4歳の女児と一緒に訪れた30歳代の母親は「子ども同士が交流でき、自由な雰囲気が良いですね」と感想を話した。

 葉山代表は「子どもと大人の新しいコミュニケーションの場になればと期待しています。地域の方と密に連絡を取り、地域の方が主役の子ども食堂にしていきたい」と語った。次回は9月に開催を予定している。

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