厚木中学校ボランティア活動部(白石透顧問・部員数41人)はこのほど、その活動が評価され第36回緑の都市賞・緑の市民協働部門の「奨励賞」と、第20回ボランティア・スピリット賞「コミュニティ賞」の二つの賞を受賞した。
緑の都市賞は公益財団法人都市緑化機構が主催する緑の保全・創出に成果を上げた団体を表彰するもの。今年は全国から45点の応募があり、最高位の内閣総理大臣賞には森ビル株式会社(東京都港区)が選ばれている。学校として単独での受賞は同校のみで、校外での花壇づくりや植栽など、緑化活動によって地域とつながることが評価された。
ボランティア・スピリット賞は青少年を対象に世界各国で実施されている賞。同校は昨年の首都圏ブロック賞に続き2回目の受賞となった。
周りを見て 進んで行動厚木中学校ボランティア活動部
今年で創部から4年となった厚木中学校ボランティア活動部=写真。校内外で行う取り組みは徐々に地域に認知され、「生徒の意識も変わってきていると思います」と顧問の白石教諭は話す。
11月18日、生徒たちを訪ねると、そこではジャージ姿で花を植え替える姿が。「さっき、おばあさんに『花が欲しい』と言われたので、好きなものを取ってもらいました」と報告する部員たち。部長の尾崎舞菜さん(2年)は、「こうして活動を見てくださる人がいるということが励みになります」と笑顔を見せる。
活動のモットーは「自分たちで周りをみて、進んで行動する」。平日は校内の清掃や花壇の整備、休日は市内のイベントに赴き、募金活動などを行っている。20日には厚木東部ふれあい市にも参加し、募金をしてくれた人にバルーンアートの配布も行った。
尾崎部長は「こうした毎日の地道な作業が認められるということは嬉しいです。先輩から受け継いだ活動を続け、さらに広げていければと思います」と話す。白石教諭は「今後は卒業生も巻き込んだ活動がしたいですね」と展望を語った。
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