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厚木市消防本部 求む、若手消防団員 学生に活動認証状を発行

社会

公開:2017年5月5日

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ポンプの点検をする学生消防団の栽さん
ポンプの点検をする学生消防団の栽さん

 厚木市は4月から、市消防団に在団している学生に地域社会への貢献を認証する「厚木市学生消防団活動認証制度」を導入した。市消防本部は「これを機に消防団に参加する若者の増加と、自分たちのまちを守ろうという防災意識が高まれば」と期待を寄せている。

 この制度は総務省が推奨するもので、消防団活動に1年以上真摯に取り組み、学生消防団として顕著な実績を収めた大学生・大学院生・専門学校生が評価の対象。消防団長や副団長、消防長などによる審査を経て地域での貢献が認められると、市から活動認証状が交付される。制度の導入で学生消防団員の増加が促進され、消防団活動の活性化などが期待されている。県内では川崎市や横浜市、大磯町でも導入されている。

 学生は就職活動時に企業等へ活動認証状を提出することができ、市消防本部は「就職活動の支援にもつながる」と話す。

 市内では現在第1〜8分団の各地区に560人の消防団員が在団し、平均年齢は41歳。560人のうち学生消防団員は4人で、各分団で器具や車両の点検、火災予防運動、防災訓練などに参加している。

自分のまちを守りたくて

 厚木地区で活動する第1分団第3部に所属する栽拓未さん(21)は現在大学4年生。「小学生のころから消防に憧れて、夢は消防士だった。大学が落ち着いたら参加しようと決めていた」と2015年に入団した。毎月1回設備点検や警戒活動で火災予防を呼びかける。栽さんは「今まで会ったこともない地域の人たちの顔を知ることができる。仲間も親切」と語る。

 一方で「友人は消防団について知らないことも多く、認知度の低さを感じる。もっとたくさんの人に活動を知ってもらいたい」。これからも消防活動に携わり続けていくことが目標。「自分のまちを守っていきたい」と目を輝かせた。
 

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