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日産自動車 市に電気自動車を貸与 ぼうさいの丘公園で活用

社会

公開:2018年5月25日

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厚木市オリジナルの赤いボディ。排気ガスはなく、効率的な利用形態の検証が進められている
厚木市オリジナルの赤いボディ。排気ガスはなく、効率的な利用形態の検証が進められている

 日産自動車株式会社テクニカルセンター(岡津古久)は5月12日、厚木市環境みどり公社へ電気自動車を1台、無償貸与した。これは、市と締結している「グリーンモビリティ・プロジェクト協定」の一環。貸与した車は、ぼうさいの丘公園(温水)で巡回車として活用が始まっている。

 2013年に結ばれた同協定は、日産自動車と市が、環境に優しいまちづくりを推進するために締結。これまでに、小中学生を対象としたエコスクールや、電気自動車を使った、災害時の非常用電源としてのデモンストレーション、介護施設での実証実験などに取り組んできた。

 今回はその一環で、同社が電気自動車の無償貸与を市に打診。市内の環境保全に努める市環境みどり公社が、窓口として貸与を受けることとなった。5月12日には、厚木市緑のまつりで貸与式が行われ、日産自動車R&D総務・企画統括部の黒須隆課長から小林常良市長に車の鍵が手渡された。

てんとう虫がモチーフ

 貸与されたのは電気自動車「日産ニューモビリティコンセプト」。全長2m34cm、全幅1m23cm、全高1m45cmで、2人乗りの小型車両。排気ガスはなく、1回の充電で走れる距離は約100Km、最高速度は約80Km/時になる。

 すでに、同公社が管理するぼうさいの丘公園で、主に巡回車として使用されている。車のデザインは公社スタッフが中心となって考案したオリジナル。園内の草木の緑に映えるようにと、てんとう虫をモチーフに赤を基調としている。貸与を受けた公社の鈴木教公(のりまさ)理事長は、「てんとう虫は世界各地で縁起の良い虫と言われている。ぼうさいの丘公園を走る姿をぜひ見に来てほしい」と話す。

 今後は、同公園で開催されるイベントでの展示も予定されている。日産の担当者は「公園の巡回車、展示に使われるということで、多くの子どもたちに親しみを持ってもらえれば嬉しい」と話す。

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