市内緑ヶ丘4丁目の「緑ヶ丘団地」で11月23日(金・祝)と24日(土)の2日間、団地の活性化をめざした「ミドラボ オープンハウス2018」が初めて開催される。主催は東京工芸大学と神奈川県住宅供給公社。入場は無料。
緑ヶ丘団地(公社賃貸住宅)は、古い建物で築55年が経過し、居住者の高齢化や空き家などの課題を抱えている。工芸大と公社は、団地活性化に関する連携協定書を今年1月に締結。大学の授業や研究で空き家を利活用する住まい方の提案などを行っている。
ミドラボとは、緑ヶ丘団地の活性化プロジェクトのこと。2日間は、午前10時から午後4時まで、【1】団地のリデザイン作品展、【2】環境測定住戸の公開、【3】緑ヶ丘マルシェ(24日は午後1時まで)が開かれる。
【1】は建築学科の学生による研究発表の場。「緑ヶ丘団地でこんな暮らしはできないか」をキーワードに、新しい住まい方の提案から団地の空間構成の再編まで、学生のアイデアをパネルや模型で展示する。会場は4206号棟の空き家4室。
【2】は通風状況や音環境など、住戸の快適性に関する測定や調査の様子を一般公開。4502号棟の空き家2室で、普段なかなか見ることができない、研究の現場を見ることができる。
【3】は清川村で地域の資源を使った暮らしのリデザインを手がけるNPO法人「結の樹よってけし」が、子どもの遊び場で特設マルシェを開設する。
24日の午後1時半から3時まで、「団地活性化の先進事例に学ぶ」をテーマに講演会を開催。千葉県の袖ヶ浦団地の事例について、千葉工業大学建築学科の田島則之助教が話す。会場は集会場(緑ヶ丘4の2の7)。講演終了後には、ミニパーティー(300円程度の会費制)も予定されている。
プロジェクトに関わる東京工芸大学工学部建築学科の森田芳朗准教授は、「まちづくりや、繋がりづくりに興味をもっている方々にぜひ来場して頂ければ」と呼びかけている。
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