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厚木市 コミバス継続運行へ 地域密着の交通手段めざす

社会

公開:2020年9月4日

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昨年度に実証実験を行ったコミバスの様子
昨年度に実証実験を行ったコミバスの様子

 地域コミュニティ交通システム導入に向け、厚木市内荻野地区で昨年・一昨年度と行われたジャンボタクシーによるコミュニティバスの実証運行。厚木市ではこのほど、同地区でのコミュニティ交通の定着に向け、2023年度末までの長期間の継続運行の実施を計画し、9月補正予算にコミュニティ交通運行事業費331万8000円ほかを計上した。

 本厚木・愛甲石田と、駅を中心に 放射線状に密度の濃いバス路線を形成する厚木市。その中でもバス利用が不便な地域や、駅などへのアクセスではない高齢者の日常生活に必要な近距離移動の交通手段の確保を課題とし、昨年・一昨年度と荻野地区(鳶尾・まつかげ台・みはる野)でコミュニティバスの実証運行を実施してきた。

 これまでの実証運行の結果、駅から遠い高齢者の多い地域でも、利用者数としてはそれほど多くないが外出に不便を感じている一定数の利用も確認されている。またスポット的な実証運行ではなく、年間を通じた継続運行で地域に定着した交通手段とすることで、最終的な導入に向けての可否を判断をすることとなった。

来年1月からを予定

 継続運行は来年1月からを予定。料金は昨年の実証運行と同じく100円を予定する。また、これまでの実証運行の結果や意見を踏まえ、鳶尾ルート、まつかげ台・みはる野ルートとしてきた2ルートの見直しをはじめ、運行日数や夕方の利用者の少ない便を減らすなど、適宜見直しを図っていくという。

 コミュニティ交通を担当する市まちづくり計画部・都市計画課では「夏にやってほしいという意見もありました。年間を通じた継続運行をすることで、コミュニティバスが本当に地域に密着していけるかをしっかりと見極め、地元と話し合いながら地域の特性に合わせた持続的な運行へ繋げていきたい」と話した。

 今回の継続運行実施に向け、市では9月補正予算にコミュニティ交通運行事業費(331万8000円)とコミュニティ交通運行管理事業補助金(30万1000円)を上程。委員会等の審議を経て、最終日の10月6日に採決が行われる。

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