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父から子へつなぐ“信頼”のバトン （株）セキトウェーブ専務取締役関原 新之介さん（39）
１９９８年に創業した（株）セキトウェーブ（厚木市下荻野）は、防水工事を中心に、赤外線サーモグラフィーカメラを用いた雨漏り診断と改善工事、一般住宅リフォームなど幅広く請け負っている。その中でバリアフリーへの住宅改修なども請けるようになり、10年ほど前から介護保険指定事務所として、介護用品のレンタルや販売も行っている。「代表である父が、創業当初からコツコツと仕事を請ける中で、信頼を積み上げてきてくれた」。26歳で同社に入社して以来、父親の背中を追いかけてきた。
昨秋、父親から「来年、交代ね」と世代交代を告げられた。「交代と言っても父が引退するわけではないので、大きなプレッシャーはない」と頼もしい。厚木市で生まれ育った、根っからの厚木っ子。現在も厚木市に居を構える。同社の顧客は、厚木市・愛川町・清川村など近隣の市町村がメイン。地元保育園や村の病院など、公共事業を請け負うことも。「今後は、リーズナブルで質の高い仕事が求められる時代。顧客はもちろん、地域にも恩返しできるよう努めたい」。太陽のような笑顔が弾けた。
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