厚木市は、東京オリンピック・パラリンピックに向けて市内で行われる予定だったニュージーランド(NZ)代表の事前キャンプの中止を発表した。中止するのは、男子バスケットボール、ゴルフ、車いすラグビーの3競技。男女サッカーは、予定通り実施の方向で調整を進めている。
厚木市は、2016年に東京オリンピック・パラリンピックに向けてNZのホストタウンに登録。4つの競技団体と事前キャンプに関する基本合意を締結していた。
今回の中止は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるもの。男子バスケットボールは、FIBAオリンピック世界最終予選への参加を棄権、ゴルフは、事前キャンプを実施する日程の確保が困難となり、車いすラグビーは、パラリンピック大会会場と選手村のみの滞在に計画を変更した。
小林常良市長は「とても残念な気持ちではありますが、事前キャンプが中止となってしまった競技もホストタウンとして応援してまいります。また、男女サッカーについては、引き続き受け入れ準備を進めてまいります」としている。
市は昨年度、市内を訪れる予定だった選手からのメッセージ動画の配信や関係者同士でのオンライン交流のほか、NZの社会や文化を理解する機会の創出、厚木市の文化の発信などを実施。さまざまな形で積極的に交流を図ってきた。事前キャンプは中止となったが、車いすラグビーチームとは、国内滞在期間中にオンライン交流を行う計画を進めている。
男女サッカーについては現在、7月3日から17日の間に実施する方向で調整を進めている。市企画政策課によると、荻野運動公園での練習や練習試合を新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じた上で公開できないか検討しているという。
あわせて市では、「SHOUT OUT TO NZ PROJECT」と題して、NZ代表選手にエールを送るイベントを開催中。インパクトある叫び顔や明るい笑顔の写真と選手へのメッセージを募集している。集まった写真とメッセージはパネルやポスターとして選手が滞在するホテルや練習施設、市内公共施設に掲示される。募集は、6月30日(水)まで。
プロジェクトに関する問い合わせは、同課【電話】046・225・2451へ。
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