県知事と県央地域の市町村長が集まり地域課題について意見交換を行う「令和4年度県央地域首長懇談会」が8月26日、海老名市の県立産業技術総合研究所で開かれた。
懇談には厚木市の小林常良市長、愛川町の小野澤豊町長、清川村の岩澤吉美村長をはじめ、海老名市や座間市など7市町村の首長らが参加。黒岩祐治県知事と意見交換を行った。
黒岩知事は冒頭のあいさつで、新型コロナウイルス感染症対策、今年11月に県内各地で開催される「ねんりんピックかながわ2022」への協力を市町村長に求めた。その後、各市町村の話題・課題の報告が行われた。
各地の話題・課題
小林市長は交通安全対策への取り組みを地域の課題として報告。小学生目線で通学路の点検をするランドセルに装着するウェアラブルカメラの導入をはじめとした、通学路の安全整備、交通事故防止事業などについて経過を述べた。
小野澤町長は、残土規制や鳥インフルエンザへの対策強化を報告。
岩澤村長は、高校入学者に対するタブレット端末購入費の補助、宮ヶ瀬湖周辺の活性化について報告した。
意見交換
続いて行われたのは「ウィズコロナ、アフターコロナ時代の県央地域の活性化について」と題した意見交換。
小林市長は、コロナ禍で実施した中小企業応援交付金などの総額26億の産業振興を報告し、今後の観光振興に対しては、延期したあつぎ鮎まつりだけでなく、様々なイベントをなるべく実施していきたいとし、また温泉をキーワードに丹沢のハイキングコースの整備などに取り組むとした。
小野澤町長は、コロナ禍で利用者も増えた中津川河川敷をはじめ、町営斎場である愛川聖苑の利用形態の変化などをあげ、状況を注視し、時代に合った運営をしていきたいとした。
岩澤村長は、5回目接種を視野に入れたワクチン接種の協力に感謝するとともに、宮ヶ瀬湖畔園地のにぎわいを取り戻すため、宮ヶ瀬湖を中心とした施策を進めていくとした。
黒岩知事は総括として「オールかながわの連携が課題。県民目線の県政のため、県がしっかりと調整機能を発揮していきたい」と述べた。
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