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厚木医師会 在宅医療相談室を開設 地域包括ケア構築で連携

社会

公開:2018年4月13日

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開設祝賀会であいさつする馬嶋会長=4月6日、レンブラントホテル厚木
開設祝賀会であいさつする馬嶋会長=4月6日、レンブラントホテル厚木

 一般社団法人厚木医師会(馬嶋順子会長)は4月1日、在宅医療の相談室『ル リアン』を開設した。厚木市、愛川町、清川村の各自治体や、厚木歯科医師会などと連携して、地域包括ケアシステムの実現をめざす。

 地域包括ケアシステムとは、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される仕組みのこと。厚労省では団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、地域包括ケアシステムの構築をめざしている。

 相談室はこの一端を担うもので、3市町村の委託事業として実施。「退院後に、かかりつけの医師を頼みたい」「在宅医療に関することを相談したい」「病状や介護生活について、訪問看護師に相談したい」といった、在宅医療に関わる診療や看護、リハビリ、栄養管理、小児在宅などの分野で、市民や地域包括支援センターなどの関係者からの相談に応じる。

 相談室は医師会の事務局などが入る、厚木町の厚木医療サポートセンター内に開設。相談員(看護師)の関原弘子さんが常駐し、平日の午前9時から午後5時まで、電話やメールなどで相談を受け付ける。

 『ル リアン』とはフランス語で、「絆」や「繋がり」などの意味を持つ。医師会は、すでに「在宅歯科地域連携室」を持つ厚木歯科医師会や、1日に業務を開始した「厚木市地域包括ケア連携センター」などと一緒に、安心して在宅で暮らす仕組みづくりの実現をめざす。

 6日には開設を記念する祝賀会がレンブラントホテル厚木で開かれ、医師や自治体関係者など60人以上が出席。馬嶋会長は冒頭のあいさつで「包括ケアシステムのなかで、相談室が繋ぎとなればいいと思います。絆が深まり、広がっていくことを願っています」と語った。

 問合せや相談は、在宅医療相談室【電話】046・240・0393へ。

電話で相談を受ける関原さん
電話で相談を受ける関原さん

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