今月22日・23日、「会津若松市復興支援元気ハツラツフェスタ」を開催する 佐藤 昌久さん 汐入町在住 64歳
「元気届ける」使命感
○…「横須賀を元気な街にしたい」。3年前、思いをそのまま名づけたのがNPO法人『元気ハツラツ明るいまちづくり』。みんなで力を合わせれば、何かできる。自分たちが明るく元気なら、伝わる。団体として初めて主催するイベント「元気ハツラツフェスタ2011」を控え、力がみなぎる様子に圧倒される。
○…NPOでの活動は「すかっ子ソーラン」の結成に始まる。8年前、開国祭のまちなかパフォーマンスに出場するため、これまで横須賀になかったソーランのチームを仲間と立ち上げた。継続的にやりたいという声が上がり、今では3歳から70歳代まで40人もの大所帯に。毎週末、市内外のイベントに繰り出すほどに成長した。その間、催しで出会う他の団体と交流を深めるうちに「私たちの元気と明るさを束ねてまちづくりに生かしたい」という想いが膨む。それが、NPO立ち上げのきっかけだ。そして3月の震災。「横須賀の私たちだからできることがあるはず」。迷いはなかった。”元気”を届けるべく8月には友好都市・会津若松市で行われた「軽トラ市」でソーランなどを披露。第2弾として企画したのが来週末のイベントだ。「こうしたお祭りに参加するだけでも、支援の気持ちは届くはず」と確信している。
○…ボランティア活動に足を踏み入れたのは定年前。50歳になり、会社から夫婦で「定年後のライフプラン」の研修を受けた。趣味のスキーや旅行など、好きなことを楽しむイメージは漠然とあったが、物足りなくも感じた。そこで出会ったのがソーランだった。「縁を受け入れて大切にすることが人とつながる秘訣」と話す。それに持ち前のバイタリティが加わり、大きな求心力になっている。
○…市ボランティア連絡協議会の会長を務めるなど市内を奔走。「1年、24ヵ月ほしいくらいだよ」。ソーランだけでなく、市民活動の「旗振り役」として、日々を謳歌する笑顔が光った。
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