今年認証20周年を迎える「国際ソロプチミスト横須賀」の会長を務める 橋本 美保子さん 湘南国際村在住 68歳
女性の力が地域を変える
○…管理職、専門職に就く女性たちによる世界的な社会奉仕団体「ソロプチミスト」。チャリティイベントを通して得た収益金を市内の老人ホームや児童養護施設、市民団体に対して寄付金などを贈る社会貢献が主な活動内容だ。横須賀クラブは今年、認証20周年の節目を迎える。「先人の会長たちが地道な活動で積み重ねてきた賜物。会の発展は継続してこそ」と謙虚に答え、伝統を受け継ぐ者として感謝の意を表す。
○…クラブの使命は「女性と子どもの地位と生活の向上」にある。そのため女性団体ならではの独自視点は常に忘れることはない。自身は市民委員として市の行政改革推進委員会に属し、クラブメンバーも男女共同参画審議会委員などに名を連ね、働きかけを行う。提唱内容は多岐にわたるが、小児医療、児童虐待や女性の差別、DV問題など時代の流れによってニーズは形を変え、多様化しているという。母親、妻、そして一人の女性として何ができるのか知恵を絞る。
○…職業は現役のファッションデザイナー。オーダーメイドの洋服のデザインや展示会を行っている。多忙な本業の傍ら、家庭とも両立しながらの奉仕活動は容易ではない。しかし、母親もソロプチミスト会員で、地域で活躍している姿を見続けてきたことで大きな苦労は感じないという。それ以上に損得勘定や利益に左右されず、一市民として社会貢献できることの喜びの方が大きい。
○…クラブの魅力は「仲間との結束」。同会は30歳代から上は90歳まで31人の会員で構成されている。業種も異なり、IT・病院・輸送・サービス業など個性豊か。「皆が集まれば賑やかでそれだけで元気が湧いてくる」と異分野で活躍するメンバーたちの姿は良い刺激になっているようだ。今月には20周年記念式典を開催する。「地域を良くしたい」と共通の志を持つ仲間たちと成功に向け一丸となって臨む。
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