横須賀版 掲載号:2016年10月21日号 エリアトップへ

よこすか片マヒ「希望の会」で会長を務める 妻沼 祐一 さん 安浦町在住 70歳

掲載号:2016年10月21日号

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行動する姿を見せ続ける

 ○…自然災害は予見できない。だからこそ日頃の備えが肝要となる。東日本大震災や熊本地震では、身体にハンデを抱えた人が逃げ遅れたことで被害に巻き込まれるケースがいくつもあった。避難経路と支援体制の構築は喫緊の課題だ。自身も脳卒中の後遺症で半身マヒの状態。「意識啓発を含め本気で考える機会が必要」。市内で初めて開かれる脳卒中者が集う全国大会。誘致に協力したのはそんな理由からだ。

 ○…元信用金庫の営業マン。外交を得意とし、後進の指導にも熱を入れ始めた働き盛りの50代前半。突然の病に襲われた。数カ月の入院を経て復職したが、以前と同じ動きはできない。そして60歳で再発。今度は右手と右足に障がいが残った。不安と苦しみで失意の底に放り込まれた。

 ○…立ち直るきっかけは同病者に目を向けたこと。「長く苦しい人生を、少しでも明るく豊かに過ごす指針を示せれば」。同じ障がいを持った先輩の立場で勇気づけることはできないか。リハビリの必要性、支援制度、施設の情報などを1冊にまとめて病院への設置を開始。手に取った人の感謝の声が生きがいとなった。5年前には「よこすか片マヒ希望の会」と名付けた患者会も立ち上げ、当事者たちだけでバーベキュー大会や映画上映会を企画。「障がいがあってもやればできること」を発信した。会は自立をテーマに今も精力的に活動している。

 ○…旅行が趣味だ。海外も含め船旅などに積極参加。自身の経験したことを広く伝えるなどして行動の可能性を示している。「患者スピーカーバンク」と呼ばれる取り組みも始める。病気や障がいを通して得た経験や気づきを話し、聞き手になんらかの影響を与えていく。近く大学生を相手に発表を行うという。好奇心と行動力に衰えは見えない。置かれている状況を受け止めて、楽しめること、人の役に立てることを模索する日々だ。

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