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プロウインドサーファーでNPO法人「津久井浜マリンスポーツ連盟」の中心メンバー 長谷川 篤さん 津久井浜在住 35歳

掲載号:2018年3月16日号

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不完全燃焼で終われない

 ○…ウインドサーファーは風向きで季節の変化を感じる。秋・冬は肌を刺すような冷たい北風。春・夏は湿った空気を含んだ南風。「都内で生活していた頃には忘れかけていた感覚。海辺で過ごすようになってようやく取り戻した」。昨年末、サラリーマン生活を一旦リセット。プロ選手として競技に打ち込む覚悟を決めて「風のまち」津久井浜に移住を決めた。「好きなウインドサーフィンをとことん突き詰めたい」。35歳の決断に迷いはない。

 ○…「海が好き」という単純な理由で入学を決めた東京海洋大学。ウインドサーフィン部に所属し、力をつけた。大学院を卒業後は水処理の企業に就職。会社員と選手の二足のわらじで活動を続けてきたが、ご多分にもれず仕事に忙殺されるようになった。「直近の2年くらいは海にも行けないくらい」。仕事と天秤にかけて選んだのが「風が吹いたら海に出る」という現在の生活。「不完全燃焼こそが人生最大のストレス」とにこやかに語った。

 ○…5月にホームゲレンデの津久井浜海岸で開かれるW杯横須賀大会出場が目下の最大の目標。今月に大分県で開かれる選考レースで決まるという。長期ブランクからの復帰に技術、体力面で大きなハンデを感じているというが、「自分の走りさえできれば」との自負もある。

 ○…移住前から通い詰めてきた津久井浜海岸に、新しい風が吹き始めているのを感じている。北下浦エリアでは、ウインドサーフィンとまちづくりが互いに作用し始め、大きなうねりができつつある。自身も選手活動の傍らで、地元の人たちに海の魅力を伝えるNPO法人を立ち上げた。「世界をめざすジュニアアスリートの育成もやってみたいことのひとつ」。マリンレジャーを地域の文化として定着させることに力を尽くす。

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