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「海洋画家」として活動し、今月27日まで浦賀で個展を開いている 浜中 せつおさん(本名:浜中節朗) 坂本町在住 64歳

掲載号:2020年10月9日号

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感動の一瞬に感情込め

 ○…広く「海」をテーマに絵筆を走らせる。被写体は漁船から見た海原や夕焼け、沖で大物を釣り上げる瞬間など様々。いずれも写実的で、額を飾った壁はその瞬間から船窓と化す。4年ぶり、自身初となる地元・横須賀での個展に感慨深げ。ライフワークとして自然保護活動にも携わっており、「絵を純粋に楽しんでもらうだけでも嬉しいが、絵を環境保護にも関心をきっかけになったら」と微笑む。

 ○…横浜市出身。芸大に3度挑戦するが夢叶わず。生活のためにアルバイトで経験した写真の現像やカメラの技術を生かし、新聞社の写真部に身を置いた。しかし芸術への夢を諦めきれず、一念発起して30代でフリーのイラストレーターに転身。そして独立後の初仕事となった自動車雑誌の関係者を通じて釣りと出会った。以来五感で楽しむ釣りに魅せられ、30年近くたった今も海に足繁く通い続けている。

 ○…油彩画を本格的に描き始めたのは約20年前。1つの作品制作に要する時間は長いもので2カ月ほど。「時間をかけてコツコツと作り上げていく過程が面白い」と笑顔。また「写真には出来ない、自分を通して感情を込めて演出できるのも絵の良さかな」と描き続ける理由を改めて言葉にする。

 ○…妻に病気で先立たれ、気分を変えようと海の近くへ転居を思い立ったのが4年前。たどり着いたのが横須賀だった。「子どもの頃のような自然環境が多く残っており、どこか懐かしい」と居心地は良さそう。”地元作家”と呼ぶにはまだ日が浅いが、「ゆくゆくは三浦半島を題材にした作品をもっと描きたい」と意気込む。「アーティストとしての方向性が徐々につかめてきた。この地で地元作家として成長していきたい」

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