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理科ハウス 唯一無二の運営で栄冠 科学ジャーナリスト賞受賞

文化

掲載号:2018年5月25日号

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オーナメントを持つ森さん(左)と学芸員の山浦さん
オーナメントを持つ森さん(左)と学芸員の山浦さん

 「世界で一番小さな科学館」として親しまれている理科ハウス(逗子市池子)の森裕美子館長がこのほど、科学技術に関する報道や展示などで優れた成果をあげた個人を表彰する科学ジャーナリスト賞の特別賞を受賞した。

 この賞は、著名な科学者やジャーナリストらが科学技術に関する報道や出版、映像のほかウェブサイトや博物館での展示などで優れた成果をあげた人を選考対象とし、社会的なインパクトがあることを重視して選考されるもの。今年で13回目を迎えた。

 5月10日に都内で行われた式典に出席した森さんは、2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹筑波大学名誉教授からクリスタルオーナメントを受け取った。選考過程で理科ハウスを訪れた白川さんは「入ってからから帰るまで驚きの連続でした」と講評した。

 子ども達の小さな疑問に向き合って科学の考え方を紹介したり、時事ニュースをもとに掘り下げた内容を紹介するなど、学芸員の山浦安曇さんとともに創意工夫してきたこれまでの積み重ねが評価された。「ちょうど今年で開館10周年。節目にこのような賞をいただき嬉しい」と森さんは笑顔で話す。

疑問大切に

 同館は科学に関する書籍や実験道具、仕掛けが所狭しと並べられており、第一線で活躍する研究者らが講師を務めるワークショップや実験などを定期的に開いている。

 開館当時から、子ども達と通っていた田中努さん(市内在住)は「うちの2人の子どもはここで育ててもらったようなもの。遊び場であり、学び場だった。好奇心を伸ばしてもらいました」と振り返る。

 反抗期で家では口を利かなかった子が、理科ハウスでは元気に話している。そう聞いてほっとしたことが何度もあったという。同館は学校と家庭ではない、居場所としての役割も担っている。

 森さんは「試行錯誤しながら10年間やってきたが、まだまだやりたいことはいっぱいある。大人も子どもも楽しめる館になるよう、これからも頑張っていきたい」と話している。

 問い合わせは【電話】046・871・6198同館へ。

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