東京のNPOと地元の菓子店がコラボ みかん畑再生、商品化へ
東京のNPO法人「BeGood Cafe(式田純代表)」の呼びかけで、地元の菓子店「菜の花(高橋台一社長)」が夏みかん畑の再生プロジェクトに協力している。
小田原のみかん畑は、農家の高齢化・後継者不足により耕作放棄が増加傾向にある。同法人は、みかん畑の維持再生を目的に05年から「オレンジプロジェクト」という事業を展開。現在、根府川と久野の3つのみかん畑で草刈や手入れ、収穫などを行っている。
同法人は畑の再生が目的のため、立派なみかんを収穫しても、持て余し気味だったという。そこで「菜の花」に相談したところ、コラボレーションが決定。同店が15年前から販売している「夏柑ゼリー」に同プロジェクトの夏みかんを使用することになった。
4月21日には両者の合同収穫会を根府川の畑で実施。急斜面に加えて、前日に降った雨でぬかるんだ地面に悪戦苦闘しながら、12人のメンバーで500kg以上の夏みかんを収穫した。
4月下旬から夏柑ゼリーに加工され、菜の花の店頭に並んでいる。高橋社長は「東京のNPO法人の活動に感謝。海岸沿いになる夏柑は、特に十分な酸味と甘みがあって、美味しい。農薬を使わずに育っています。ぜひ味わってみてください」と話す。
夏柑ゼリーは、1個1000円で販売中。商品の問合せは菜の花【電話】0465(22)5528。オレンジプロジェクトの問合せはBeGood Cafe【電話】03(6413)8801。
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