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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2024.01.01

箱根町 金指ウッドクラフト
未来に光を、先代の思い
大学駅伝の記念トロフィー制作

  • 通算28作品目となる寄木トロフィーと金指ナナさん

    通算28作品目となる寄木トロフィーと金指ナナさん

 箱根町は昨年12月20日、今年100回目を迎える東京箱根間往復大学駅伝競走の往路優勝校に贈る寄木製の記念トロフィーを公表した。制作したのは金指ウッドクラフト(箱根町畑宿)の伝統工芸士チーム。トロフィーは通算28作目。

 戦争や感染症拡大などで落ち込んだ世の中に、明るい未来が訪れることを祈り、今年は雲間から差す光を表現している。円状の光には縁起の良い柄とされる七宝柄を使った。七宝柄の寄木を斜めにカットしたり、切り出したものを再びくっつけたりと趣向を凝らしてデザインしている。

 これは、第73回大会から制作に携わってきた先代の伝統工芸士・金指勝悦さんが一昨年に亡くなる前に残した最後のトロフィー。妻の金指ナナさんは「主人は『100回までは必ず自分が作る』と言っていた。私たちに残したのがこれです」としみじみとした様子で制作背景を振り返る。台座部分の制作を託して亡くなった勝悦さん。弟子が先代の思いを継いでトロフィーを完成させた。

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