KSDC2012 熱気あふれるダンス披露 「BLACK」が優勝
港南区民文化センター「ひまわりの郷」(柏田龍夫館長)は3月24日、高校生のダンスコンテスト「KSDC2012(こうなんストリートダンスコンテスト)」を開催した。20チームが熱気あふれるパフォーマンスを披露する中、女性4人のヒップホップダンスチーム「BLACK」が優勝を飾り、準優勝は「1年1組☆☆」、3位は「Ixion(イクシオン)」だった。
コンテストは今年で6回目。参加者だけでなく、事業運営や進行も高校生の有志80人で組織する実行委員が行っており、高校生による、高校生のためのイベントだ。また、広報に使われたポスターも高校生によるもので、今回は上矢部高校2年生の吉岡史織さんの作品が使用されている。
満員の会場の中、高校生チームがダンスを披露。ゲストダンサーもステージに上がるなど華を添えた。審査員長を務めたBe Bop CrewのRICKYさんは表彰式で「高校生らしい大会だった」と話し、「ダンスセンスは磨くもの。ダンスを通じて、人間性を広げてほしい」と、高校生にアドバイスを送っていた。
気持ちを1つに
優勝したBLACKは永谷高校、横浜清陵総合高校、VAW栄光ハイスクールに通う高校2年生4人組。全員が同じダンススタジオに通っており、「新しい何かに挑戦したい」と考え、コンテストに向けてチームを結成。この日のために横浜や上大岡の公共施設を利用して、練習に励んできた。
当日のパフォーマンスはRICKYさんが「チームとして一番まとまっていた」と評した完成度だったが、優勝が発表されると涙ぐみながら喜ぶ姿も。4人は「自分たちらしく好きなダンスをしようと皆で気持ちを1つにして臨めたこと」と勝因を話し、「今後も4人でイベントやコンテストに参加していきたい」と語った。
一方、実行委員としてコンテストに関わり、当日の司会を務めた岸根高校2年の萩原みくさんは「華やかな舞台を裏で支える仕事をしたかった」と参加理由を話し、コンテストを終えて「実行委員の話し合いでも皆が意見を出し合ってきた。当日、どの仕事も皆きびきびとこなすことができた」と、コンテストを成功させた充実感を語った。また、柏田館長は「高校生の表現の場であることだけでなく、企画から運営まで事業を経験してもらう場にもなった」と振り返っていた。
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