港南区と宮城県大崎市に住む小学生が寝食や野外活動を共にしながら交流を深めることを目的とした「ひまわり生活体験交流事業」が、8月6日から8日まで実施された。主催は港南区ひまわり交流協会(高森政雄会長)と大崎市三本木ひまわり交流協会(手代木悟会長)。
港南区の花と大崎市(旧三本木町)の特産品が同じ「ひまわり」であることが縁で、1988年に始まった事業。夏休みを利用して双方の児童が1年おきに互いの地域を訪問しあい、農作業体験や観光を一緒に行うことで交流を深めてきた。
港南区の児童が大崎市を訪問する今年度は、区内から抽選で選ばれた24人の児童が参加。主に区の広報を通じて参加者を募ってきた従来と異なり、児童の自発的な決断も狙って対象の小学4年生から6年生に学校を通じて直接チラシを配布したことから例年を大きく上回る応募があり、予定していた定員を増やすほどだったという。
滝つぼに興奮
バスで約7時間の行程を経て到着した大崎市で出迎えた現地の児童は8人。滞在中は約42万本のひまわりが咲く「ひまわりの丘」の見学、天体望遠鏡による星空観察、沢遊び、野外炊飯など常時行動を共にし、宿泊先の国立花山青少年自然の家(栗原市)で男子はまくら投げに夢中になるなど、初対面ながらもすぐに打ち解けた様子だった。住む地域や学校、学年を越えた友情が育まれ、最終日には泣きながら別れを惜しむ児童の姿も見られた。
「遠い所に出かけるのが楽しそうだったから」と参加した松田拓真君(丸山台小5年)は、「滝つぼにもぐった沢遊びが楽しかった」と振り返ったほか、「友達をたくさんつくって楽しく3日間過ごす」と事前に定めた目標も、「達成できた。また機会があれば参加したい」と話していた。
一方、手代木会長は「せっかく多くの子ども達が応募してくれたのに、抽選となってしまい残念」と惜しんだほか、「天体観測では土星や天の川も見えて喜んでもらえた。横浜とは異なる大自然のなかで生活してもらい、子どもたちの絆も深まったようだった。これからも長く続けていきたい」と話していた。
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