平戸永谷川水辺愛護会 清掃活動が10周年 記念のまつりは3月2日
平戸永谷川周辺地域の清掃活動を年2回行っている平戸永谷川水辺愛護会(大平力蔵会長)は、活動10周年を記念して3月2日に「平戸永谷川さくらまつり」をプロムナードで開催する。
永谷地域に田んぼが多かった1960年代、地域住民にとって川べりが憩いの場所だった。その後は開発が進んで家屋が増え、人口が増加。それと共にゴミが増え、人々の関心も薄かったため平戸永谷川は汚れていく一方だった。そんな平戸永谷川を往時のような安らぎの場所にしたいと大平会長を中心として数人の地元有志が集まり、2003年からゴミ拾いや草むしり等の清掃活動を開始した。
大平会長は「平戸永谷川の流域すべてをきれいにして憩いの場所にしたい」と同愛護会を05年に正式発足。現在は下永谷・永谷・芹が谷の連合自治会町内会や各種地元団体など約120人が活動している。同愛護会のメーンとなる活動は春と秋に行う清掃活動。地域住民や近隣の学校、少年野球・サッカーなどの子どもたちも含め、800人ほどが参加するなど地域行事として根付いている。
環境整備
同愛護会の活動は清掃だけにとどまらず、環境整備にも力を注ぐ。プロムナードの段差をなくし、バリアフリー化をしてベンチを設置したほか、「人が集まってくるような花を植えて、地域活性化を」と河津桜150本を07年から3年かけて植樹。これらは同愛護会に賛同する行政や企業から支援を受けて実現してきた。また、菜の花やコスモスなど季節の花を植えて通行人の目を楽しませている。
大平会長はこれまでの活動を振り返りながら「共感して活動に参加してくれる人が更に増えれば。そういった人と人との絆と繋がりを大切に、今後も平戸永谷川流域を守っていきたい」と思いを語っている。
さくらまつり
平戸永谷川に多くの人が足を運び、名物行事となるようにと願いを込めて、昨年より「平戸永谷川さくらまつり」を企画している。
今年は3月2日(土)(雨天時3日に順延)に開催。当日は2部制となっており、第1部は菜の花や河津桜を見ながらウォーキングを楽しむ。下永谷神明社近くの神明広場(バス停「中永谷」そば)に午前8時50分に集合。第2部は10時から。同じく神明広場で豚汁や甘酒、飲み物の配布のほか、ブラスバンドや和太鼓の演奏も行われる。参加費は小中高校生が100円、大人200円。料金は当日徴収。幼児と高齢者は無料。
そのほか、今年のさくらまつりには小学生による「ふるさと永谷の未来」をテーマにしたポスター114枚が川沿いの欄干に掲示される予定だ。なお雨天時の実施可否については当日コールセンター(【電話】045・664・2525)へ電話で確認を。そのほか、問い合わせは大平さんまで【携帯電話】080・3210・3711。
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