港南区版 掲載号:2017年1月5日号

齊藤区長インタビュー

「種まきから芽吹きへ」 社会

福祉や防災、見守り施策語る

インタビューに応じる齊藤区長
インタビューに応じる齊藤区長

 2017年の年頭にあたり、本紙では港南区の齊藤貴子区長にインタビューを行った。第3期地域福祉保健計画や防災、健康づくりなど昨年の取組を振り返り、今年は「種から芽が出る年にしたい」と抱負を語った。

     (聞き手/本紙・伊藤圭)

 ――昨年の1年間の港南区役所の事業や取組を総括して振り返るといかがでしょうか。

 「昨年は地域の皆さんと作った『第3期地域福祉保健計画』のスタートの年でした。『港南ひまわりプラン』という親しみやすい愛称とロゴマークが決定し、わかりやすい内容になったと思います。様々な場面で皆さんで『ひまわりプラン』を進めようと話し合っていただき感謝しています。『地域をもっと良くしたい』という区民の皆さんの熱意と行動力にあふれた1年でした。

 また商店街でも大きな動きがありました。11月に港南区商店街連合会が初めての「まちゼミ」を開催し、大好評を得ました。商店街が一丸となりまとまって取り組むことで地域全体が盛り上がります。そして、それを応援してくれる地域の協力もありました。

 一方で桜岡小学校の児童が巻き込まれる痛ましい交通事故がありました。大変無念な思いがあります。子どもの安全を守るため、できることを一歩一歩進めていきたいと思っています」

 ――2017年の港南区役所の施策、取組のポイントを教えて下さい。

 「安全で安心して暮らせる港南区をめざし『防災・減災』『健康づくり』『見守り・支え合い』をさらに進めていきます」

防災・減災

 「防災面では昨年、皆さんとのつながりにより様々な取組が広がりました。『防災5箇条』の周知、非常用『トイレパック』のPR、学校と地域の皆さんとで作成した『中学生編防災ガイド』での授業開始、当事者の皆さんと作成した『災害時要援護者支援パンフレット障がい者編』や、獣医師会などと協力しての『災害時ペット手帳』の配布などを進めてきました。訓練には中学生や障がいのある方の参加も増えてきました。

 今年はこうした取組をバージョンアップしていきます。まず区内の小学校5、6年生向けに『小学生編防災ガイド』作成し、学校や家庭での学びが始まります。災害時に自ら身を守ること、事前に家族で話し合っておくことの大切さを伝えたいと思います。

 公立保育園の保護者向けに『災害時の対応ブック』を作成しています。子どもが保育園にいる時と家庭にいる時の対応をまとめ、携帯できる冊子を配布します。また『災害時に障がい者を支援するためのガイドブック』も現在、作成中です。

 防災面では多くの種まきが出来たと思います。今年はその芽が出て取組を一層広げていきたいと考えています」

健康づくり

 「区民の皆さんの健康づくりでは、健康管理の行動目標を掲げた『健康アクションこうなん5』を作成し、PRしてきました。ラジオ体操も広がり、ウォーキングを楽しむ方も増えています。

 今年は『ひまわり港南ウォーク』ウォーキングマップの改定、『小学生親子ウォーキング』の開催などを通じ、健康管理の機会づくりに取り組みます。

 また港南区は中小企業が多いエリアです。経営者の方はもちろん、従業者の方の多くが港南区民です。働き世代の方の健康について、企業と連携して考え、取組を実践していきたいと考えています」

「熱い思いに感謝」

見守り・支え合い

 「子どもたちの登下校の見守りはもちろんのこと、高齢者の方への見守りも進めていきたいと思います。

 区内では、子どもたちの登下校時の学援隊の皆さんの見守りのほか、午前8時と午後3時に合わせての地域での見守りにつなげる『港南ひまわり83運動』の声かけをしています。

 また高齢者の方の見守りについては『認知症サポーター養成講座』などを通じて認知症の理解と地域での見守りの大切さをお知らせしていきます。高齢者の方が事前に連絡先などを登録して万が一の時に備える『ひまわりホルダー』を区内の地域ケアプラザでは広めています。見守りの必要な高齢者を関係機関につなぐ取組を一層進めていきます」

 ――いよいよ今春に新区庁舎が完成します。新区庁舎のポイントを教えて下さい。また港南公会堂の整備に関する方向性を教えて下さい。

3月中に業務開始

 「新しい区総合庁舎は2月に完成し、3月中に業務をスタートさせる予定です。現庁舎の東側に移転し、建物は地下1階地上7階建てとなります。公共施設の耐震化を進めることが目標ですから、第一に災害に強いことが特徴です。免震構造を採用し、災害時には区災害対策本部としてしっかりと機能を果たせるようになります。

 『わかりやすく、利用しやすく』なります。利用者の多い戸籍課と保険年金課を2階とし、明るい待合スペースを設けます。土曜開庁日の窓口は全て2階で対応できるように工夫します。

 湧水の熱利用による冷暖房や太陽光発電、自然エネルギーを活用し、環境に優しい建物となります。案内板には区の花ひまわりのデザインを採用し、1階の区民ホールの天井には木材を使用しますので、温かい雰囲気の空間となります」

公会堂整備に4年

 「港南公会堂は建て替えに伴い休館するため、3月末をもって利用できなくなります。整備期間は4年程度を予定しています。新公会堂に港南土木事務所と区民活動支援センターも移転する予定です。利用者の皆さんには整備の間、ご不便をおかけいたしますが、ご協力をお願いいたします。新公会堂のオープンを楽しみにお待ちください」

 ――最後に区民の皆様にメッセージをお願いします。

 「『もっと良い地域にしていこう』『ひまわりプランを一緒に進めていこう』『港南区に住んでよかったといえるようにしていこう』という区民の皆さんの熱い思いに感謝いたします。港南区の宝である『協働による地域づくり』をこれからも大切にしながら、一歩一歩取組を進めていきます。

 各分野で活躍する子どもが多く、昨年は港南中学校水泳部が全国大会で優勝しました。子どもたちの活躍を応援し、未来ある子どもたちにもふるさとを思ってもらえるように『つながり はぐくむ ふるさと港南』を創っていきたいと思っています。

 区民の皆さんと一緒に元気な笑顔のひまわりをたくさん咲かせられる年にしていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします」
 

区民と協働で作成した防災関連の印刷物
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今春に完成する新庁舎の外観イメージ
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